歯は食事を楽しむ機能のほか、表情を変化させたり、顔の印象を大きく左右させたりする重要なパーツです。
笑ったときに見える歯が白く美しければ、相手は好感を持つことでしょう。
歯は日々の食事を通して少しずつ変色していきます。飲食物の成分によって黄ばんだり、黒ずんだり、着色汚れが蓄積します。口を開いたときに汚れた歯を目にして良い印象を持つ人はいませんよね。歯の色は、自分よりも周りの方が気になるものです。
その問題は、歯を白く美しくするホワイトニングが解決してくれます。
一口にホワイトニングと言っても「どんな特徴があるの?」「どんなリスクがあるの?」「費用はどのくらい?」といったご心配もあると思います。
理解を深められるように、ホワイトニングに関する情報をご案内させていただきます。
ホワイトニングは天然の歯に専用の薬剤を使って、歯を白くする審美治療です。
歯が白く美しい状態になるので、見た目はもちろん、気持ちや性格といった内面にも良い影響を与えます。
しかし良いことばかりではなく、短所もあります。実施した方がどういうお悩みを抱えているのかをあらかじめ知っておけば、検討しやすくなると思います。
「思ったほど白くならなかった」これはホワイトニングで最も多いお悩みです。白くならない、鮮やかさが足りないといったケースは多少あります。また、適切に治療を行わなければ、治療前よりも色が悪くなる明らかな失敗につながることもあります。
白さが足りなかったり、特定の部分だけ着色が残ってしまったりすることがあります。ホワイトニングの効果には個人差があり、また、色の後戻りは付いて回るものです。せっかく行ったのに「ムラが生じた」「短期間で色が後戻りした」といった結果になると、費用も時間も台無しになってしまいます。
知覚過敏は、冷たいものや甘いものを口にしたとき歯に痛みを感じる状態を指します。患者さまの歯の状態によっては、ホワイトニングで用いる薬剤が痛みにつながる可能性があります。薬剤(過酸化水素、過酸化尿素)の濃度が高いほど効果が期待できる反面、知覚過敏になりやすいです。
ホワイトニングは保険外診療なので、健康保険が適用されません。各医院で設定している費用が異なるので、一般的に言われている相場より高い医院さんもあります。また「ホームホワイトニング」と「オフィスホワイトニング」でも料金は変わってきます。
先に述べたさまざまなお悩みが生じる原因は、歯科医師の知識や経験不足による可能性を否定できません。
歯医者さんによって、診療科目の得意・不得意は多少なりともあるものです。
当院は真の健康をつくる「究極の予防歯科」を目指しています。ホワイトニングは単に見た目が美しいだけでなく、お口の健康を維持しやすい側面を持っています。このことから予防歯科の一環として捉え、私たちはホワイトニング治療を大切に考えています。
「ホワイトニングで歯を白く美しくしたい」そんな意識の高いあなたの大切な歯ですから、治療に伴うお悩みには真摯に向き合っています。
私たちが生活していく上で、顔は大きな役割を果たしています。初めて会う人であれば、顔で印象が決まると言っても過言ではありません。顔はさまざまなパーツで構成されています。注目度の高いパーツは「目元」、次いで「口元」と言われています。
口元・歯を整えることはコミュニケーションのマナーであり、あなたに良い影響をもたらします。
歯が白く美しくなれば「見た目」「印象」「気持ち」が明るくなり、毎日を楽しく送ることができると私たちは考えています。
ホワイトニングがもたらすステキな効果を見ていきましょう。
初めて会う人に持つ印象がどのようにして形成されるかというと、「視覚情報」が55%を占めると言われています。簡単に言うと「第一印象は見た目で決まる」ということです。さらに、見た目で注目される部分は「顔」が圧倒的で、約70%を占めます。このことから、多くの人が視覚情報を頼りにして、顔に注目している事実が分かります。
また「人は最初に持った印象がその後の印象にも影響を与え続ける」という心理作用が分かっています。つまり、第一印象が良ければ、人間関係を築く場面でプラスになると考えられます。口元は注目の集まるパーツなので、口を開いたときにのぞく歯が美しければ、ステキな第一印象になることでしょう。芸能人やアナウンサー、人前に出る接客業や営業職の方はもちろん、美や健康を大切にしている方がホワイトニングを選んでいます。
歯が黄ばんでいたり黒ずんでいたりすると、常に口元が気になってしまいます。会話をするときも笑うときも、無意識に気を使っているものです。ぎこちない表情でコミュニケーションをとるとマイナスの印象をもたれたり、「心を開いてくれていない」と相手が勘違いしてしまったりする可能性もあります。
歯が白く美しければ口元に何も引け目がないので、自信をもってコミュニケーションをとれるようになります。 会話がより楽しくなり、自然な表情で笑うことができます。自信をもって振る舞えるようになれば、楽しい毎日を送ることができるのではないでしょうか。
ホワイトニングで得られた白く美しい歯と、口元の自信から生まれる晴れやかな気持ちは、失いたくないと思うようになります。この意識が高まる状態が、予防歯科の一環と考える理由です。
ホワイトニングの効果を長持ちさせるためには、日常的なセルフケアが大切です。セルフケアはむし歯や歯周病の予防に効果を発揮します。「ホワイトニングで手に入れたキレイな歯を維持したい」という思いが、結果的にむし歯や歯周病になりにくいお口の健康につながるのです。
歯科医院で行うホワイトニングは主に「ホームホワイトニング」と「オフィスホワイトニング」があります。当院では通院不要のホームホワイトニングを採用しています。歯科医院で行うオフィスホワイトニングは行っておりません。
なぜオフィスホワイトニングは行っていないかというと、先に述べた「歯の白さが感じられない」「キレイに仕上がらない、元の色に戻った」「知覚過敏になってしまった」「費用がどのくらいかかるのか心配」といった患者さまのお悩みを考慮しているからです。
ホームホワイトニングとオフィスホワイトニングには、それぞれメリット・デメリットがあります。オフィスホワイトニングと比べたホームホワイトニングの特徴は次の通りです。
オフィスホワイトニングが短期間の治療であるのに対し、ホームホワイトニングは長期間の治療となります。濃度の低い薬剤を使って、じっくりと歯を白くしていきます。オフィスホワイトニングと比べて白さのムラが出来にくく、元の色に戻りにくい利点があります。
ご自宅で行う治療なので、何度でもメンテナンス可能です。ご自身の理想とする白さになるまで続けられるのが嬉しい点です。
オフィスホワイトニングで用いる薬剤よりも刺激が少ないので、知覚過敏になりにくいです。もし知覚過敏の症状が出てきた場合は、治療を一旦中断すれば治ります。ホワイトニングによる知覚過敏は一時的な症状なので、1~2日程度で痛みはなくなります。痛みが治まれば、また再開することができます。
オフィスホワイトニングは、歯科医院で専用設備を使って治療にあたるので、自宅で行うホームホワイトニングと比べて高くなります。
ホームホワイトニングは、最初にマウスピース製作費と薬剤費でまとまった金額が必要になりますが、それ以降にかかる費用は薬剤費だけで済みます。満足する白さが得られたら、しばらくは購入する必要もないと思います。
そして歯科医院へ通う必要がないので、ご自身のタイミングで気軽にホワイトニングできる点も魅力的です。
オフィスホワイトニングが1回の治療で効果が得られるのに対し、ホームホワイトニングは効果が得られるまで時間がかかります。個人差はありますが、効果を実感できるまで2~4週間ほど要します。また、毎日一定時間マウスピースを付けなければならない面倒もあります。
「時間をかけたくない」「毎日マウスピースを装着するのは面倒だ」という方には、ホームホワイトニングは適していません。
ホワイトニングで歯が白く美しくなると、実年齢より若く見えたり、清潔で明るいパーソナリティを形作ったりと、あなたをより魅力的にみせてくれます。 むし歯のような痛みを取り除く治療ではありませんが、明るく楽しい生活を送る上で、大きな役割を果たすと考えております。 美容室やフィットネスへ通って美と健康を維持するように、ホワイトニングでお口の美と健康を維持していただけたらと思います。