歯の黄ばみはなぜ発生する? 黄ばみを落とす自宅でのケアとプロのケアを解説
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鏡を覗きこんだとき、歯の色が気になったことはありませんか?昔は気にならなかったのに、なぜだか歯が黄色い気がする......! 一度歯の色が気になると、口を開けて笑うことすら躊躇してしまうようになるかもしれませんよね。
この記事では、歯の黄ばみがなぜつくのかの原因と、自宅や歯科でできる対策などを紹介します。自信を持って笑顔になれるよう、まずは知識を蓄えていきましょう。
歯の黄ばみが気になる! 継続的なケアで白い歯を守ろう
歯が黄色くなっていることに気づいたら、多くの方は嫌だと感じたり落ち着かない気分になりますよね。それはなぜかというと、白い歯が美しいという価値観が、世間にあるからです。
歯が黄ばんでいても体には何の異常もありませんし、黄ばみが何かの病気を発生させるわけでもありません。しかし、本来白い歯が何らかの原因によって黄ばんでいると、清潔なイメージが薄れてしまいます。そのため、人が自分に対して持つ印象が悪化することを恐れ「何とかしなければ」と思うのでしょう。
歯の着色を取る方法はあります。自宅でも歯科でもさまざまなやり方がありますので、まずはどんな方法があるかを知ることから始めてください。また、生活習慣を少し変えるだけでも、歯への着色を予防できます。
自分にできることを継続し、白い歯を守っていってくださいね。
歯の黄ばみがつく内因性の原因3つ
歯が黄ばむ、内因性の原因からみていきましょう。次の3つが考えられます。
- ・生まれつきや遺伝によるもの
- ・加齢によるもの
- ・歯の神経の死亡によるもの
生まれつきや遺伝によるもの
もともとアジア系、日本人の歯は、少しクリーム色に近い色味をしています。つまり、真っ白ではないのですね。
歯は黄色い象牙質と白いエナメル質とで構成されていますが、日本人は、このエナメル質が薄い人種です。白色の層が薄くその下にある黄色い層が透けて見えるため、欧米人と比べると黄色がかった歯の色をしています。
加齢によるもの
歳を重ねるにつれ、歯の表面を覆うエナメル質がすり減って薄くなっていきます。その結果、エナメル質の下にある黄色い象牙質が透けて見え、歯が黄ばんできます。
歯の神経の死亡によるもの
虫歯や歯へのダメージがあり歯の神経が死んでしまった場合、歯は徐々に変色して黄ばんでみえるケースがあります。
歯の神経が死ぬことで歯の中の血液循環がなくなり、象牙質のコラーゲンが古くなって変色するため、時間の経過とともに象牙質の色味が暗くなっていくのです。
歯の黄ばみがつく外因性の原因3つ
続いて、外因性の原因3つをみていきましょう。
- ・タバコによるもの
- ・飲食物によるもの
- ・脱灰や再石灰化によるもの
タバコによるもの
喫煙者はタバコに含まれる成分により、着色汚れが発生します。原因はタバコのタールです。
喫煙直後であれば着色は歯磨きで落とせますが、半日以上放置すると汚れは歯にこびりつき、簡単には落とせなくなります。
歯の黄ばみを気にする場合は、禁煙するか、できるだけ喫煙後は歯磨きをすぐにするようにしましょう。
飲食物によるもの
コーヒーや紅茶、ワインなどの色の濃い飲み物や、カレーやチョコレート、ソースなどの色の濃い食べ物を好む方は、飲食物による着色が考えられます。
色素が豊富な飲食物には、タンニンやカテキン、ポリフェノールなどが含まれており、それが歯のエナメル質を覆うペリクルという成分と結びつくと、ステインと呼ばれる汚れになります。
こちらも食後にしっかり歯磨きをすることで、歯の着色は軽減できます。
脱灰や再石灰化によるもの
歯の脱灰と再石灰化も、黄ばみの原因のひとつです。
人の口内では脱灰(歯のエナメル質にあるミネラル成分が溶けだすこと)と再石灰化(唾液の作用でミネラルが再びエナメル質に戻ること)が繰り返し行われています。このバランスが崩れると、エナメル質のツヤがなくなり歯が黄ばんで見えるのです。
自宅で歯の黄ばみを落とす方法
自宅で黄ばみを落とす方法は、以下の3つが代表的です。
- ・ホワイトニング歯磨き粉で磨く
- ・歯にホワイトングのストリップ・ペースト・ペンを使う
- ・ホームホワイトニングを受ける
ホワイトニング歯磨き粉で磨く
市販のホワイトニング歯磨き粉を毎日使うことで、少しずつ歯を白くできます。
ホワイトニング歯磨き粉にはフッ化物や研磨剤が配合されており、歯の表面の汚れを除去します。
定期的に使うことで徐々に効果が現れますが、研磨剤を過度に使用すると歯の表面が傷つき、より着色しやすくなってしまうことも。そのため、できるだけ研磨剤が入っていないホワイトニング歯磨き粉を選ぶようにしましょう。
歯にホワイトングのストリップ・ペースト・ペンを使う
ホワイトニングのストリップ(テープ)、ペースト、ペンは、歯の表面に直接塗布することにより、歯の黄ばみを薄めるアイテムです。
特定の成分が歯の着色を取り除き、歯を白くしてくれます。
ストリップとはテープのことで、歯に直接貼り付けて使います。ペーストやペンはジェルを歯に塗布して使うアイテムで、簡単ですが塗料は剝がれやすく、持続性は低いというデメリットがあります。そのため、今日歯を白く見せたいといったときなどに便利ですよ。
ホームホワイトニングを受ける
ホームホワイトニングは、歯科でもらう個人に合わせたホワイトニングキットを使い、自宅で行うホワイトニングです。専用のマウスピースやホワイトニングジェルが含まれており、指示に従って使用することで、効果的に歯の黄ばみを取り除けます。
ただし、毎日行っても周囲の人が効果に気付くようになるまでには約2カ月ほどかかると言われているため、即効性はありません。
歯科で歯の黄ばみを落とす方法
歯科で歯の黄ばみを落としたい場合、以下の3つの方法があります。
- ・クリーニングを受ける
- ・オフィスホワイトニングを受ける
- ・セラミック治療を受ける
クリーニングを受ける
歯科でのプロによるクリーニングは、普段の歯磨きでは落とせない汚れや歯石を除去するため、本来の歯の白さを取り戻すために有効です。
また、定期的なクリーニングは歯の健康を維持し、黄ばみの蓄積を防ぎますよ。
オフィスホワイトニングを受ける
オフィスホワイトニングは、歯科医院でプロが行うホワイトニング治療のひとつです。
市販では販売されていない高濃度のホワイトニングジェルを歯に塗布し、特殊な光を照射することで、即座に歯の色を明るくします。30分から1時間程度の1回の施術で劇的な結果が得られるため、特に時間がない方におすすめです。
セラミック治療を受ける
セラミック治療は、歯の表面に薄いセラミックを被せる方法です。付け爪のような薄いセラミックを貼るのですが、それぞれの歯の色や形に合わせて作られており、とても自然かつ美しく覆います。耐久性が高く、自然に黄ばみを「なかったこと」にできます。
歯の黄ばみは毎日の習慣から! どうしても気になる場合はプロに相談しよう
歯の黄ばみは多くの場合、生活習慣を見直すことで軽減できます。色の濃い飲食物や喫煙をしたら、できるだけ早めに歯磨きをしましょう。またその際、ホワイトニング効果がある歯磨き粉を使うことがおすすめです。
よりしっかり白くしたい場合は、やはり歯科の担当医に相談してみましょう。セラミック治療やホワイトニングなど、さまざまな方法を検討してみてくださいね。
歯の白さはその人のイメージに大きく影響します。ぜひ白い歯を手に入れて、自分の笑顔に自信が持てるようにしていきましょう。