歯医者で歯を白くする方法は? それぞれのメリット・デメリットや費用相場を紹介
この度の新型コロナウィルスに罹患された方々、並びに感染拡大による影響を受けている方々に、心よりお見舞い申し上げます。当院では患者さまとスタッフの安全確保を実施しています。
<当院の感染拡大防止について>
- 手洗い・アルコール消毒・うがいの徹底
- ドアの開放、空調を強めに設定する 等、定期的に室内換気を行っております
- 次亜塩素酸水を使用し、空間除菌を行っております
- 感染リスクの高い来院者さまへの受診の自粛のご依頼、又はご予約日の変更のお願いをしております
ご理解とご協力賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。
人はまず、外見で第一印象が決まります。笑顔であればなおよしですが、そこで歯が白ければさらに印象がよくなりますよね。歯を白くする方法に「ホワイトニング」があります。
「ホワイトニングって高いのでは?」と一歩踏み出せない方もいるでしょう。ここでは歯科で歯を白くする方法について解説していきます。
これから歯の美白について検討しようとしている方は、ぜひ参考にしてください。
歯医者で歯を白くしたいならホワイトニング!
歯医者さんが関わる「歯を白くする方法」は、大きく分けると「セラミック治療」と「ホワイトニング」の2つがあります。しかしセラミック治療は虫歯治療などで選択する方法ですので、ただ単に歯を白くするならホワイトニングがおすすめ。
ホワイトニングはクリニックで行うものと自宅で行うものがあります。どちらにもメリット・デメリットがあるため、まずは自分がどんなホワイトニングをしたいのかを明確にしましょう。歯医者ではいつでも相談を受けてくれますよ。
歯を白くすると清潔感が出て、健康的かつ若く見えます。自分の笑顔に自信をもつためにも、ホワイトニングを始めてみてはいかがでしょうか。
そもそもなぜ歯は色が着くの?
人間の歯は元々白くて透明感がある美しいものです。それがだんだん黄ばんできたり黒っぽくなってしまうのは、以下の4つが大きな原因です。
- ・加齢
- ・食べ物や飲み物
- ・虫歯
- ・薬物
着色の原因①加齢
人は年を取るとさまざまな不具合がでてきますが、それは歯についても同じこと。加齢に伴って歯の表面にあるエナメル質が薄くなってしまい、黄色っぽい歯に変化します。歯のエナメル質の下、内側は象牙質という黄色や茶褐色のもの。これが透けて見えるようになるため、歯が黄色く汚れて見えるのです。
着色の原因②食べ物や飲み物
食べ物や飲み物による着色も多い原因です。たとえばコーヒーやお茶、ワイン、たばこなどは歯に著色しやすい成分が含まれています。
歯の表面は唾液に含まれる薄い皮膜で守られています。ところがコーヒーやたばこなどに含まれる色素成分がこれと結びついてしまうのですね。そのため、常習的にこれらの飲食物を口にしていると、歯が茶色っぽくなってしまいます。
着色の原因③虫歯
虫歯の初期には、脱灰という現象が起こります。これは歯を作っているカルシウムとリンが歯から溶け出して起こるもので、歯の一部が不自然な白さになります。
そして虫歯が進むとその箇所が黒く変化。ひどい虫歯の場合、治療で神経を抜かなければならないことも多いです。しかし神経を抜いた歯は血が通わず栄養が行き届かないため、どんどん茶色っぽく変化していきます。
着色の原因④薬物
抗生物質などを頻繁にとっていた方は、歯が着色してしまいます。幼少時、歯の形成期にテトラサイクリン系の抗生物質を服用すると、歯の色が灰色になりがちです。
歯医者が関わるホワイトニングは種類が3つ
では、歯医者で出来るホワイトニングの種類を見ていきましょう。以下の3つです。
- ①オフィス
- ②ホーム
- ③デュアル
オフィスホワイトニングは歯科で有資格者によって施術を受ける方法、そしてホームホワイトニングは自宅でのセルフケア。デュアルホワイトニングはオフィス+ホームの組み合わせ方法です。
オフィスホワイトニングとは?メリット・デメリット
歯科医師・歯科衛生士によるホワイトニングの施術方法です。専用の薬剤(ホワイトニング剤)を塗り、専用のライトを歯にあてて色を白くしていきます。
【メリット】
1、即効性がある
歯医者で行うので、市販の薬剤とは違い高濃度のジェルを使って施術をします。そのため1回ではっきりと白くでき、満足度が高くなります。
2、安心できる
資格を持っており、経験豊富な歯科医師・歯科衛生士が行ってくれるので安心です。自分ではなかなか見ることができない口の中をチェックしてくれるので、すべての歯をしっかり白くできます。
【デメリット】
1、持続性はない
即効性がありますが、持続性は望めません。自分が希望する白さによっては、何回か施術を受ける必要があります。
2、費用が高い
ホワイトニングは病気の治療ではないため保険が適用されず、1回の施術費用が高めです。1回で満足できない場合は数回受けることになり、そのたびに費用がかかります。
3、知覚過敏が出るケースがある
知覚過敏は熱さや冷たさに反応して歯が痛むこと。ホワイトニングをした方が、薬剤の刺激で知覚過敏になることがあります。
4、施術後しばらくは着色しやすい
ホワイトニング直後は、たばこやコーヒー、ワインなどの成分によって著色しやすくなります。念のためにそれら嗜好品はしばらく我慢しなければなりません。
5、歯によって単独施術が必要
全体をホワイトニングしても、神経を取ってしまっている歯は天然の歯に比べて色が暗め。そのため、神経を取った歯はセラミック治療をし直すか、単独でホワイトニングをして周囲と白さを合わせる必要がでてきます。
ホームホワイトニングとは?メリット・デメリット
その名の通り家で行うホワイトニングです。まず歯科に行き、自分専用のマウスピースを作ってもらいます。そのなかにホワイトニング薬剤を入れて歯にはめ、徐々に白くしていくという方法です。
【メリット】
1、効果が長持ちする
オフィスホワイトニングとは違ってちょっとずつ歯の色を白くしていくため、効果の持続性が高いです。少しずつ色が変るので人に気づかれず自然に歯を白くできます。
2、通院の必要がない
歯科に通って施術を受ける必要がないため、仕事や家事・育児に忙しいという方でも大丈夫。自宅で好きなときに、1日1~2時間マウスピースを装着するだけです。
3、メンテナンスがしやすい
ホワイトニングはちょっとずつ色が取れてきます。しかし自宅で薬剤とマウスピースがあればまたケアができるため、色が気になったときにメンテナンスがしやすいです。
4、色の調整がしやすい
プロに任せるオフィスホワイトニングは一気に白くなるため、これじゃ白すぎると後悔することもあります。しかし、ホームホワイトニングは自分で好きな色に簡単に調節可能です。自然な白さになった段階でホワイトニングをやめられるので、「こんなはずじゃなかった」を防げます。
【デメリット】
1、希望の色になるまでに時間がかかる
徐々に白くなるため、希望の色になるまでに時間がかかります。毎日2時間マウスピースをはめたとしても、効果を実感するのは早くても2週間程度。即効性を求める方はイライラするかもしれません。
2、飲食物に制限がある
歯を白くする期間中は、色がつきやすい飲食物を避けることが望ましいです。そのため、しばらくはコーヒーやたばこ、ワイン、緑茶などを摂らないことがおすすめ。2、3週間程度嗜好品を我慢する必要があるので、ストレスがかかるかもしれません。
3、マウスピースを作り直す必要があるリスク
ホワイトニング期間中に虫歯などが発見された場合、虫歯治療が優先されます。しかし虫歯治療で歯の表面のエナメル質や歯の内側の象牙質を削ってしまうと、マウスピースが合わなくなってしまうことも。その場合には作り直しが必要です。
歯医者で歯を白くするとどのくらいの費用がかかる?
歯医者で歯を白くする方法は、いずれも「審美歯科」にあてはまるため、健康保険が適用されません。
オフィスホワイトニングとデュアルホワイトニングは有資格者による施術なので、セルフケアによるホームホワイトニングに比べると費用が高め。保険適用外のためクリニックによって費用が違いますので、ここでは相場を紹介します。
【オフィスホワイトニングの費用相場】
・1回10,000円~70,000円(歯20本分)
クリニックによって施術メニュー内容が大きく違うため価格に幅があります。
【ホームホワイトニングの費用相場】
・マウスピース代:15,000円~40,000円
・薬剤:1週間分で5,000円前後(効果を感じられる2週間分で10,000円程度)
・総額の費用相場:25,000~50,000円
持続期間が長いので、その後のメンテナンス費用は薬剤代のみでOKです。
【デュアルホワイトニング】
クリニックによって費用の違いが大きいため、相場は単純にオフィス+ホームホワイトニングの料金です。35,000円~120,000円程度をみておいてください。
当院で採用しているのはホームホワイトニング! その理由は?
当院では通院が必要なオフィスホワイトニングは採用しておらず、ホームホワイトニングのみです。理由は以下の4つ。
- ・色の不満を防ぐため
- ・色の後戻りを少なくするため
- ・知覚過敏を防ぐため
- ・費用を少しでも安くするため
ホームホワイトニングはメリットのところでも述べたように、持続性があります。即効性がないのは濃度の低い薬剤を使いじっくりと歯を白くするため。その結果、白さにムラが出にくく元の色に戻りにくくなります。
つまり、多くの方が持つ「もっと白くなると思った」という色の不満や、後戻りの早さを防げます。また濃度が低いので知覚過敏にもなりにくく、何より費用が全く違います。
当院は予防歯科に力を入れており、そのつながりでホワイトニング治療を重視しています。審美歯科では口元に本人が注目、意識しますので、予防歯科につかながるからですね。
ホワイトニング悩みや疑問があれば、いつでもご相談ください。