ハピネス歯科ブログ

健康的な歯茎を保とう! 3つのメリットと具体的にすべきこと


健康的な歯茎を保とう! 3つのメリットと具体的にすべきこと

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スタッフ一丸となって、新型コロナウイルスの感染拡大防止に善処致します。
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食事の後はちゃんと歯磨きをしましょう、そう子どものころから言われてきましたよね。もちろん歯をしっかり磨いて汚れを落とすことはとても大切なこと。しかし、歯と同じくらい歯茎も大切にできているでしょうか?

特に大人になってからは、虫歯だけでなく歯周病予防にも力を入れなくてはなりません。そして歯周病予防には、健康な歯茎が必須なのです

ここでは健康な歯茎の状態とはどんなものか、また、歯茎の健康を維持するメリットや維持・改善方法などを紹介します。

見た目にも美しい健康な歯茎を保ち、素敵な笑顔で毎日を楽しんでくださいね。

歯茎の健康は見過ごしがち? 意識して歯茎ケアに取り組もう

歯を大切にしようとはよく言われますよね。しかし大切なことは、歯だけでなく歯茎や舌、粘膜など口内のすべてをしっかり管理することです。

特に歯茎は人間の体にとって大切な役割を担う部位。医学用語では歯肉と呼ばれています。主な働きは、歯の根元を覆って体内に細菌が侵入することを防いだり、ものを噛むときにかかる力を和らげたりすることです。

歯周病は日本人の国民病と呼ばれるほどに多くの罹患者がいる病気ですが、健康な歯茎は歯周病とは無縁のもの。そのため歯だけでなく歯茎にも意識を向け、今持っている健康を維持できるように毎日ケアしていきましょう。

 

健康な歯茎と不健康な歯茎の違い

まずは健康な歯茎と不健康な歯茎の違いについて、以下の4つをみていきます。

  • ・色
  • ・歯間部分にある歯茎の形
  • ・スティップリングの有無
  • ・ブラッシングやフロスで出血するかしないか

【色】

健康な歯茎は薄いピンク色をしています。もしも歯周病や歯肉炎にかかっていれば、歯茎は腫れあがって赤くなるでしょう。また、タバコを吸っている方はニコチンの影響で歯茎が赤黒くなります。

【歯間部分にある歯茎の形】

健康な歯茎の歯間部分の形はきゅっと引き締まった三角形。何らかのトラブルが発生していれば、ぶよぶよと柔らかく変形します。

【スティップリングの有無】

スティップリングとは、みかんの皮の表面にあるようなぶつぶつのこと。健康な歯茎にはこのようなぶつぶつした小さなくぼみがあります。これは歯茎にあるコラーゲン線維が表面を引っ張ってできるもので、ハリがある証拠ですね。

【ブラッシングやフロスで出血するかしないか】

健康な歯茎は多少の刺激では出血しません。もし歯磨きやデンタルフロス、歯間ブラシを使ったときに出血すれば、細菌に感染して歯茎が腫れている状態です。

 

歯茎を健康的に保つメリット3つ

歯茎の健康を維持することによるメリットを3つ確認しましょう。

  • ・歯周病菌に対する抵抗力アップ
  • ・歯をしっかり支えられる
  • ・見た目に清潔感が出る

 

歯周病菌に対する抵抗力アップ

健康な歯茎を維持できれば、口内細菌への抵抗力も強いままでいられます

歯茎は他の体の部位と同じく、血液がちゃんと流れ、古い細胞の新陳代謝が行われることによって健康を維持しています。それを阻害するのが、生活習慣や歯周病。抵抗力が弱まると数億いると言われる口内細菌に負けて感染し、さまざまなトラブルに発展します。

 

歯をしっかり支えられる

歯茎が健康であれば、歯をしっかり支えられます

加齢によっても歯茎は下がりますが、歯周病などのトラブルで歯茎がやせると歯を支えていられなくなります。すると健康な歯であっても抜けてしまう可能性があるのですね。

歯は一度失うと元には戻りません。歯茎でちゃんと支えていればいくつになっても自分の歯で食事ができ、結果的に認知症予防などにも繋がります

 

見た目に清潔感が出る

話すとき、笑うときに引き締まった奇麗なピンク色の歯茎が見えれば、とても清潔感がありますよね。健康美という言葉があるように、トラブルがない状態はそれだけで美しいものです。

清潔感があると人からも好かれるため、自分の笑顔に自信を持てるようにもなるでしょう。

 

歯茎を不健康にする悪習慣とは? 今すぐやめたい癖3つ

歯茎の健康を維持するために、できるだけ早く不健康な悪習をやめなければなりません。習慣や癖はすぐに改善できませんが、以下の3つについては早急にやめる努力をしてみてください。

  • ・歯ぎしりや食いしばり
  • ・歯科検診を受けていない
  • ・喫煙

 

歯ぎしりや食いしばり

歯と歯をギリギリとこすり合わせたり歯を強く食いしばったりすると、歯だけでなく歯茎への負担も相当のものになります。その結果、歯茎が大きく下がったり知覚過敏になったりするのですね。

ただし、歯ぎしりや食いしばりは無意識にやるもの。起きている間は意識してやめることも可能ですが、睡眠中はなかなかむつかしいでしょう。

歯科で専用のマウスピースを作れるので、就寝中の歯茎を守るようにしてください。

 

歯科検診を受けていない

歯科検診では歯だけでなく、歯茎・舌・顎の状態・噛み合わせ・粘膜などを確認してくれます。

特に歯周病は本人に自覚が出るまでに時間がかかる恐ろしい病気。歯科検診を受けていないと見つからないため、気が付いたら歯茎の健康を失っていたということになりかねません

 

喫煙

タバコは昔から、百害あって一利なしと言われていますよね。実際に歯茎へも悪影響があります。

タバコを吸うと歯茎の毛細血管は収縮し、口内の細菌に対する抵抗力が弱まります。また、歯茎に直接ニコチンが付着すれば歯周病を悪化させるうえ、体に対しても直接被害を及ぼすのです。

 

健康的な歯茎を保つためにすべきこと

健康的な歯茎を保つためにすべきなのは、次の4つです。確認してみましょう。

  • ・毎日正しい歯磨きをして、フロスや歯間ブラシなども使う
  • ・禁煙
  • ・歯科の定期健診を受ける
  • ・歯茎マッサージをする

 

毎日正しい歯磨きをして、フロスや歯間ブラシなども使う

なんとなく歯磨きをしているようなら、今日から意識してしっかり歯磨きをするようにしましょう

ブラシの毛先を柔らかく歯の表面や歯と歯茎の間に当て、力を入れずに一本ずつ磨いていきます。そして歯ブラシを終えたあとは、デンタルフロスや歯間ブラシを使って歯と歯の間も掃除してくださいね。

口内のすべてのトラブルは、口内細菌によるものです。細菌は食べかすを餌にして繁殖するため、口内の掃除を徹底的にすれば、ほとんどのトラブル発生は防げますよ。

【関連記事】歯間ブラシの使い方や特徴についての記事はこちら
歯間ブラシの特徴や使う場所・正しい使い方を解説! デンタルフロスとの違いも紹介

 

禁煙

タバコはすぐにやめましょう。健康とお金を維持するためには、禁煙が一番です。

タバコを吸うことで、歯茎の変色、口臭発生、歯の着色など見た目と匂いに大きな影響があります。

自分の力だけでは難しければ、禁煙外来がおすすめ。ぜひトライしてください。

 

歯科の定期健診を受ける

歯科へは何かのトラブルを自覚したときしか行かない、という日本人はたくさんいます。しかしトラブルを治すのではなく、トラブルが起こらないように予防する「予防歯科」が世界では主流。歯は一度失えば元には戻らないため、そもそも歯を削らなくて済むように、口内をコントロールすることが大切なのですね。

そのため、歯科の定期健診を受けていない方は、すぐに予約を取りましょう。検診であれば自分の都合で予約を取れますが、痛みが出てくれば他の予定や仕事はキャンセルして歯科へ駈け込まなければなりません。

予防歯科の徹底が、最も時間もお金もかけずに済みます。少なくとも半年に1度は歯科検診を受け、歯や舌、歯茎、粘膜、噛み合わせなどを確認してもらいましょう。

【関連記事】予防歯科についての記事はこちら
歯医者の予防歯科とは? 歯の健康に予防歯科が不可欠な理由

 

歯茎マッサージをする

歯茎の健康は血流が良いことが条件の1つ。自分でできることは、歯茎のマッサージです。

指の腹で優しくなでるようにすれば、歯茎の血行促進が期待できます。酸素や栄養が行き渡るようになれば細胞の入れ替わりも正しく行われ、壊れた組織の修復も進みますよ。

 

歯茎を健康的に保つことは全身の健康にも影響大! しっかりケアしよう

歯茎は歯とぴったりくっついて、口内の細菌が体内に入るのを防いでいます。ところが健康を失うと弾力がなくなり、下がって歯が露出する結果に。細菌からの攻撃を受け、歯だけでなく全身へも悪影響を及ぼすのですね

今日から歯茎の健康を意識してみましょう!少しでも気になることがあれば、担当の歯科医へ相談を。今きちんと歯茎の健康を維持することで、老後の状態が変わってくるといっても過言ではありません。今できることをしていきましょう。


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監修・執筆

ハピネス歯科クリニックの院長、大久保 圭

ハピネス歯科クリニック 院長 大久保 圭

秋田市の歯医者。出身地:北海道。出身大学:岩手医科大学歯学部。 ハピネス歯科クリニックでは、歯の悩みが何もない健康を保っていただくために、予防歯科を特に大切に考えています。 本ブログを通して、あなたの健康づくりに役立つ質の高い情報発信を心がけています。

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