虫歯がない人の特徴3つとは? 真似したい生活習慣4つも紹介
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毎日ちゃんと歯磨きはしているという方でも、頻繁に虫歯になってしまう方がいますよね。
痛いのは誰だって嫌ですし、治療に時間を取られることもつらい。そのため、虫歯になりやすい人ほど一生懸命デンタルケアをしているものです。しかしまた虫歯になってしまう。
それに対して世の中には、虫歯になりにくい人たちがいます。
彼らとの違いは何があるのでしょうか。
ここでは虫歯がない人、虫歯になりにくい人に焦点を当て、彼らの特徴や生活習慣を紹介します。体質はどうにもならないことがありますが、生活習慣などは真似できるはず。
虫歯がない人の仲間入りをしたい方は、ぜひ参考にしてくださいね。
虫歯のない人はいる! 体質だけでなく生活習慣も影響
虫歯がない人、虫歯ができにくい人は、確かにいます。
それはもちろん体質もありますが、生活習慣が大きく関係していることも間違いありません。
虫歯は一度できてしまうと、自然治癒はしないもの。放置すればどんどん悪化するうえに、周囲の歯にも菌が広がっていきます。
痛みや腫れなどの不快感があり、食事や睡眠もままならなくなる虫歯。できればないに越したことはありませんよね。
虫歯ができにくいという体質だけの問題であれば仕方ないで済ませられますが、生活習慣は誰でも変えられます。
自分は虫歯によくなるという方は、もしかしたら生活習慣によることが多い可能性もありますよ。
今回は虫歯がない人の日ごろの行動も説明しますので、ぜひ真似してみてくださいね。
そして、虫歯ができやすいという自覚がある方は、定期健診を受けるようにしましょう。虫歯ができやすくても毎回早めに発見して処置できれば、痛みもないうえに時間もお金もさほどかからずに済むはずですよ。
虫歯がない人の特徴3つとその理由
では、虫歯がない・虫歯ができにくい人の特徴からみていきましょう。考えられるのは次の3つです。
- ・虫歯菌が少ない
- ・元々歯質が強い
- ・唾液量が多くサラサラしている
それぞれについて理由も説明していきますね。
特徴その①虫歯菌が少ない
そもそも口の中に、虫歯の原因となる菌が少ないのです。
虫歯の原因となる菌は「ミュータンス菌」。人が口内に持つ約700種類100億個以上の細菌の1つで、悪玉菌と呼ばれているものです。
通常、健康な人でも口内にはそれだけ多くの菌を持っていますが、善玉菌が多い人は虫歯や歯周病といった口内トラブルにかかりにくくなります。
誰でも生まれたての赤ちゃんのころは、虫歯菌は保有していませんでした。しかし大人と同じスプーンやお箸を使うことで、大人から虫歯菌がうつされるのですね。
子供が1歳から3歳くらいまでの間に虫歯菌が入らなかったり、菌が入っても保護者がしっかり口内ケアをしてきたりした場合には、虫歯菌が定着しにくくなります。
そういう方々は菌が他の人より少ないために、虫歯にもかかりにくくなります。
特徴その②元々歯質が強い
もともと生まれつき歯質が強い方もいます。
歯質が強い方の歯は、エナメル質が酸などに対して強い抵抗性を持っています。そのため、ミュータンス菌が出す酸でもエナメル質が溶けにくいのですね。
逆に生まれつきの体質で歯のエナメル質が酸に弱い方は、どれだけ歯磨きケアをきちんとしていても少しの酸で溶かされてしまいます。溶かされた歯は菌の侵入を受けやすく、虫歯になりやすいのです。
特徴その②唾液量が多くサラサラしている
人の唾液には、自浄作用・殺菌作用・緩衝作用など多くの役割があります。さらに、飲食後に酸性に傾いた口内の中和や、溶けた歯の表面を固める再石灰化をしてくれるのも唾液です。
つまり、唾液量がもともと多い方は、当然口内で菌が繁殖しにくくなります。
また唾液には「ねばねば」したものと「サラサラ」したもの2種類がありますが、サラサラした唾液を持っている方は虫歯になりにくい人。
サラサラなために流れやすく、殺菌しつつ歯の汚れを洗い流してくれます。
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唾液がサラサラになるために必要なこと
唾液はもともと人間が必ず持っているものですが、ねばねばかサラサラかで口内環境は大きく違ってきます。
しかし現在ねばねば唾液である人も、以下の5つのポイントを押さえればサラサラ唾液に変えられるはずです。
- ・食事はよく噛む
- ・口で呼吸しない
- ・しっかり3食摂っている
- ・飲酒や喫煙をしない、少ない
- ・ストレスを発散できている
唾液の分泌量は自分の努力で増やせます。
すべきことは、定期的にものをよく噛んで不必要に口を開けず、飲酒や喫煙をせず、ストレスとも上手に付き合うこと。飲酒と喫煙をやめることは難しいという方でも、やれることはトライしてみてください。
たとえば、決まった時間にほどほどの固さのものを食べたり鼻で呼吸をしたりといったことは、意識すれば改善できるものですよね。
できることから始めて唾液量を増やし、なるべく唾液をサラサラにしていきましょう。
虫歯ができない人の生活習慣を真似よう!
虫歯がない人たちの生活習慣は、多くの項目が一致しています。たとえば以下の4点ですね。
- ・甘いものを減らす
- ・間食をやめる
- ・歯科の定期健診を受ける
- ・歯磨きは時間をかけて丁寧に行う
こちらも前述した「唾液量を増やしてサラサラにする」のと同じで、できそうなものから真似してみてください。
甘いものを減らす
虫歯菌の好物は糖類。つまり、甘いものです。
虫歯がないことが共通している人の中で多いのは、甘いものが苦手もしくはあまり食べないということ。
どれだけミュータンス菌が口内にいても、そもそも餌となる糖類がさほど入ってこなければ、活発に活動はできませんよね。
甘いものが大好きだからなかなか減らせないという方は、食べたらしっかりと歯磨きをする、もしくはキシリトールガムなどで代用するなどの方法を取ってみましょう。
間食をやめる
間食をする習慣がある方は、高い飲食の頻度によって口内が酸性でいる時間が多くなります。口内が酸性であれば歯の表面が溶けやすくなるため、虫歯にもなりやすくなるのですね。
一方、間食をあまりしないという方の口内は、多くの時間で中性の状態。歯の表面は溶けにくく、安定しています。
また飲食をしないため歯が汚れず、細菌の餌が増えません。結果として、虫歯リスクが下がります。
歯科の定期健診を受ける
虫歯がない状態の長い人は、歯科の定期健診もしっかり受けていることが一般的。数カ月に1度の割合で歯科医・歯科衛生士によって口内の点検とケアを受けているため、何か口内トラブルがあってもその場で対処でき悪化させません。
初期虫歯であれば、削らずとも改善する可能性はあります。どの病気でも早期発見が最も大切と理解し、最低でも半年に一度は歯科の定期健診を受けるようにしてください。
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歯磨きは時間をかけて丁寧に行う
もしも毎日の歯磨きを適当に行っているのであれば、今すぐ改善していきましょう。
虫歯がない人は体質によるものもありますが、歯磨きをしっかり丁寧に行う方も多いですよ。食べたら毎回歯磨きをし、マウスウォッシュなどで滅菌しています。
歯磨きは歯についた食べかすを取る大切な作業。食べかすがなければ口内細菌は繁殖できませんから、丁寧な歯磨きは一番の虫歯予防になります。
1本ずつ丁寧に磨くようにすれば、やはり3分は必要です。それにプラスして、歯ブラシのあとにはデンタルフロスや歯間ブラシを使い、歯間や歯周ポケットを掃除しましょう。
虫歯がない人の生活習慣を真似てリスクを減らそう
虫歯がない人は、もともと虫歯ができにくい体質を持っている人も多いでしょう。しかし、彼らの生活習慣をみてみると、確かに虫歯菌が活発に活動できないような状態にしていることが多いのも事実です。
虫歯ができやすい人は、ぜひ虫歯がない人たちの生活習慣を意識して真似してみましょう。少しでもミュータンス菌が減れば、それだけ虫歯になる頻度を下げられるはずですよ。