さよなら口臭!正しい歯磨き&ライフスタイルで口臭予防の完全ガイド
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口臭があると対面でのコミュニケーションにおいて強い支障をきたすため、口臭の悩みは本当に深刻です。今までにさまざまな口臭対策をしてきたけれど、効果がなかなか出ないという方もいるかもしれませんね。
大切なことは、正しい口臭対策をすることです。たとえば、一般的な口臭対策としては歯磨きが認められていますが、歯磨きも誤ったやり方をするとさらに口臭を悪化させてしまいます。
この記事では、口臭の原因や対処法を解説します。口内清掃の正しいやり方を知り、ライフスタイルを見直して、やっかいな口臭をなくしていきましょう!
口臭の主な発生原因とその他の原因
口臭の原因はさまざまなものがありますが、基本的には口内にいる細菌が繁殖することによって発生しています。
多くの場合は、口内清掃の不足が口臭の原因です。食事の後の歯磨きが不足しており、歯についた汚れに口内細菌がくっついてガスを出すことで口臭が発生します。
稀に胃腸や喉、肺の感染症など病気によって口臭が発生することもありますが、基本的には口内の汚れをしっかり掃除できていれば、口臭にはなりにくいと考えてください。
また、以下の項目も口臭を発生させる原因です。順番に解説しましょう。
- ・喫煙
- ・飲食物
- ・ドライマウス
喫煙
タバコに含まれる化学物質は口内の細菌の増殖を促進するため、細菌の数が増えて活動量が増えることにより、口臭を引き起こします。
また、タバコの煙が口腔内に残り、歯や歯茎に付着することによって口臭が悪化。喫煙は口臭だけでなく、歯周病や口腔がんなどの健康リスクも高めるため、できるだけ早めに禁煙することをおすすめします。
飲食物
匂いの強い飲食物も口臭の原因です。
特に香辛料の強い食べ物や、ニンニク、玉ねぎなどの強い臭いを持つ食材は、消化されて体内に吸収される際に口臭を引き起こす成分を放出します。また、食べ物が歯の間や歯茎に挟まってしまうと、そこで細菌が増殖するため、口臭や虫歯などのトラブルの原因となります。
ただし、食べ物による口臭は一時的なもの。体が食べ物を消化すると匂いはなくなります。
ドライマウス
ドライマウスとは唾液の量が不足している状態のことです。唾液には口内の細菌や食べかすを洗い流す役割があるため、口内の唾液量が少ないと細菌が増殖しやすくなります。
ドライマウスは口呼吸をしている方に起こりやすい症状です。さらにその他深刻な病気が隠れている場合もあるため、口が乾くと感じる方は、一度歯科で相談しましょう。
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口臭をなくすために必要な口内清掃
口臭をなくすためには、まず徹底した口内清掃が必要です。以下の3つを毎日しっかりと行うようにしましょう。
- ・正しい歯磨き
- ・舌苔の掃除
- ・補助アイテムの使用
正しい歯磨き
案外知られていないのが「正しい歯磨きの方法」です。歯磨きはブラシを使ってただゴシゴシとこすればよいものではなく、汚れを確実に落とすような磨き方をしなければなりません。
- 1、ペンを持つ形で歯ブラシを持つ
- 2、毛先は「ふつう」を選ぶ
- 3、歯の表面に向かって垂直に毛先が当たるようにし、力を入れず、床を箒ではくように撫でこする
- 4、歯と歯茎の境目には45度程度毛先を傾け、境目に毛先がしっかり届くようにする
- 5、ひとつずつの歯を表裏と隙間までしっかり磨く
歯磨きは、最低3分、就寝前は10分程度かけるくらいでちょうどよいと言われています。歯の表面を強くゴシゴシと磨くと、歯を覆うエナメル質がけずれ、知覚過敏になってしまうことも。毛先が柔らかいと力を入れてしまいがちであるため、硬さは「ふつう」を選び、丁寧に優しく磨きましょう。
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舌苔(ぜったい)の掃除
舌苔とは舌の表面についた細菌の塊のことです。舌を出してみて白いもので表面が覆われていたら、口内細菌が舌のうえにびっしりとついているということ。舌苔の細菌によって口臭が発生するため、掃除が必要です。
舌専用のブラシを使い、表面についた白い塊を優しく取り除きましょう。1日に1回程度、力を入れないように注意しながら行ってください。
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補助アイテムの使用
ただ歯ブラシで磨いただけだと、実際に落とせている汚れは約6割程度です。そこで、デンタルフロスや歯間ブラシといった補助アイテムを使うことが重要になります。
歯と歯の間の汚れをこそぎ落としましょう。特に夜眠る前の口内清掃では必ず行うようにしてください。口臭だけでなく、虫歯や歯周病予防にも効果的です。
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口臭をなくすために必要なライフスタイル
口臭をなくすためには、日常生活の習慣も見直すことがおすすめです。以下の4つを確認し、口臭を軽減していきましょう。
- ・よく水を飲むようにする
- ・炭水化物を控える
- ・禁煙する
- ・睡眠時間を十分に確保する
よく水を飲むようにする
水をよく飲むことで、口内細菌を洗い流せます。また、ドライマウスの軽減にも十分な水分補給は必要です。
ただし、この場合の水分はコーヒーや紅茶などカフェインが入ったもの、利尿作用がある飲み物は含まれません。1日に2リットルを目安にし、しっかり水分補給をしましょう。
炭水化物を控える
口内細菌は、ご飯、パン、麺類といった炭水化物を餌にして活動します。そのため口臭を抑える近道は、炭水化物を食べないことです。ただし、炭水化物は人が活動するうえでの大切なエネルギー源であるため、炭水化物を食べないのではなく摂取量を減らしてみましょう。
特に夜の食事には、これからの活動に対しての過剰なエネルギーは不要です。夕食では主菜や副菜のみとし、主食は抜くなどにトライしてみてくださいね。また、炭水化物の摂取量を控えるようになると、口臭対策のみならずダイエットにも効果的です。
禁煙する
タバコは百害あって一利なしの嗜好品です。ぜひ禁煙することをおすすめします。
睡眠時間を十分に確保する
ストレスによって口内が乾燥すると口臭が発生しやすくなりますが、ストレスを上手に解消するために必要なことは十分な睡眠時間です。できるだけ眠る時間を決め、7時間以上は寝るようにしましょう。
口臭の対策は歯科とセルフの掛け合わせが大切!
口臭は、口内のプロである歯科医と自分の努力を掛け合わせることでより、早く軽減できます。以下の3つは歯科でぜひ受けてもらいたいことです。
- ・定期健診での徹底掃除
- ・唾液量の計測
- ・正しい歯磨きのやり方講習
1年に3回、3カ月から4カ月に1回の割合で、定期健診を受けましょう。プロによる口内チェックや徹底した掃除を受けることで、口臭の原因をなくします。
また、歯科では現在の唾液量がどの程度かを計ってもらえます。唾液量が少ないとわかった場合は、マッサージなどで唾液量を増やしていかなければなりません。
さらに、歯科では正しい歯磨きのやり方をレクチャーしてくれます。清掃度合いが低いと判断された方は、ぜひ歯磨きのやり方を教えてもらいましょう。
口臭は正しい歯磨きで軽減できる! 歯科と連携して口臭にさよならしよう
口臭の原因は、口内に棲む細菌が出すガスです。つまり、口内細菌の数を減らし、活動を抑えることによって口臭は大きく軽減できるわけですね。そのために必須なのは「正しい歯磨き」です。
また、現在のライフスタイルを少し見直すことでも口臭に良い影響を与えられます。水を十分に補給する、炭水化物を控えるなど、できることから取り組んでくださいね。