ハピネス歯科ブログ

インプラントよりも入れ歯の方が良い? その判断基準とは


インプラントよりも入れ歯の方が良い? その判断基準とは

<当院の感染拡大防止について>
手洗い・アルコール消毒・うがいの徹底
ドアの開放、空調を強めに設定する 等、定期的に室内換気を行っております
次亜塩素酸水を使用し、空間除菌を行っております
感染リスクの高い来院者さまへの受診の自粛のご依頼、又はご予約日の変更のお願いをしております

スタッフ一丸となって、新型コロナウイルスの感染拡大防止に善処致します。
ご理解とご協力賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。



歯が抜けてしまったり、抜かざるを得ない状態になったりしたら、何とかして噛む機能を回復させる必要があります。

歯は毎日必ず使ううえに全身の健康に影響を及ぼすもの。多くの方は使い勝手が良くて、他の歯や体と自然になじむものがほしいと考えるでしょう。しかし、歯の治療にはそれなりにお金がかかります。複数の選択肢の中でどれを選べばよいか悩みますよね。

ここでは、噛む機能の回復のためにインプラントにするか入れ歯にするかで悩む方に向け、それぞれのメリットやデメリット、入れ歯を選ぶ人がなぜそうしたかの判断基準などを紹介します

インプラントと入れ歯、両方のメリットデメリットをしっかり確認しよう!

失った歯の代わりに入れるのは、インプラントか入れ歯か? これは本当にたくさんの方が悩むことですね。

インプラントは一部の人を除き、健康保険が適用されません。そのため費用が高額になりがち。1本の歯を治すのに30万円ほどかかるため、ただ噛む機能を回復させるだけでよいなら保険を使える入れ歯の方が安価です。

ただし、歯は毎日使ううえに見た目にも影響するもの。使い勝手が悪かったり違和感があったり人からの視線が気になったりするようなら、高くても良いものを使いたいという方も多いでしょう。

また、失った歯の数や部位、ご自身の年齢によっても選択結果は変わってくるはずです。

インプラントも入れ歯も、どちらも噛む機能を回復はさせられますが、特徴は大きく違います。両方のメリット・デメリットをしっかり確認し、選択していきましょう。

 

歯を失ったらどうする? 選択肢は3つある

まず、歯を失ってしまったらどのような選択肢があるか、紹介します。以下の3つが代表的な治療法ですね。

  • ・インプラント
  • ・入れ歯
  • ・ブリッジ

 

インプラント

インプラントは、半永久的に使える人工歯です。自然の歯とほぼ同じ機能を持つうえ、見た目も自然で違和感がありません。

歯を失った場所にインプラントと呼ばれる金属の土台を埋め込み、その上から人工の歯を被せて取り付けます。顎の骨まで穴を開けて結合するためぐらつきもなく、しっかりと固定できることが特徴です。別の歯や顎骨にかかる負担がほとんどないということも大きなポイントですね。

 

入れ歯

歯を失った場合の選択肢として有名なのが、入れ歯ですね。入れ歯は1本だけ失った場合から歯をすべて失った場合まで対応可能なこと、そして健康保険が利用できることで多くの方が選ぶ治療法です。

手術の必要はなく、治療期間も約3週間とそれほど長くありません。そして、全国どこの歯科でも作ってもらえます。またケア商品も薬局で販売されているため、気軽な方法とも言えるでしょう。

 

ブリッジ

ブリッジは、失った歯の両隣りの歯に金属をひっかけて橋のようにし、人工歯を取り付ける治療法です。

入れ歯と同じく健康保険の利用ができるためさほど高額ではなく、1本から数本単位で噛む機能回復ができます。自然の歯と同じように噛めるうえ、装着後の違和感がありません。

ただし両隣の健康な歯を削る必要があるうえ、寿命も約7年と短めです。

 

インプラント・入れ歯のメリットとデメリット

よく比較されるのがインプラントと入れ歯です。両者のメリットとデメリットをみていきましょう。

【インプラントのメリット・デメリット】

インプラントのメリットは、違和感が少ない・強く噛める・見た目が奇麗であることです。一方デメリットは、外科手術が必要で体に負担がある・高額・加齢に対応できないとなっています。

半永久的に使えるインプラントですが、現在高齢の方であれば体の状態が定期的なメンテナンスに大きく影響するため、おすすめできない場合があると覚えておきましょう。たとえば認知症になったり介護状態になったりしたときには、医師によるメンテナンスを受けることが難しくなります。インプラントを維持できなくなる可能性があるのですね。

【入れ歯のメリット・デメリット】

入れ歯のメリットは、手入れが簡単・安価であること。そしてデメリットは、見た目が悪い・強く噛めない・他の歯に負担がある・違和感があることです。

健康保険が適用されるということは「必要最低限の機能回復ができる」ということ。あくまでも最低限ということです。金属が出ているため見た瞬間に治療したことがわかりますし、噛めはするけど自然歯には遠く及ばないという状態であるわけです。

また、入れ歯は他の歯に負担がかかるため、歯が次々とダメになってしまうという連鎖が起こりやすいのですね。部分入れ歯を始めると、最終的には総入れ歯になる方が多いのはそのためです。

【関連記事】入れ歯の違和感についての記事はこちら
入れ歯が気になって仕方ない! 違和感のない入れ歯を作ることはできる?

 

インプラントより入れ歯が良い? そう考える判断基準

インターネットで検索をすると、インプラントよりも入れ歯がよいという意見が散見されます。これはどうしてでしょうか? 考えられるのは、次の4つの状況によっての意見です

  • ・費用
  • ・時間
  • ・手入れ
  • ・個人の現状

 

費用

何度も言っていますが、インプラントは高額です。基本的には健康保険が使えないため、1本あたりの支払いが30万円程度かかります。

一方、入れ歯は保険が適用可能です。そのため必要となる費用は数千円から数万円。あまり費用がかけられないという方にとって、とても助かります。

 

時間

インプラントの治療には2カ月から1年程度かかります。これは入院をして外科手術をするため。そして手術後のケアにも時間がかかるからですね。

対して入れ歯は3週間前後と、比較的短期間で治療が終わります。

 

手入れ

インプラントの普段のお手入れは他の天然歯と同じく歯磨きですが、3カ月から6カ月の間に一度歯科でのクリーニングが必要です。これは、インプラント周辺の歯に歯周病を引き起こしやすくなるためですね。インプラントと口内の両方を良好な状態で維持するには、メンテナンスは必須となります。

入れ歯も歯ブラシで磨き、その後市販の入れ歯洗浄剤でクリーニングします。さらに半年に一度内面を削って新しい材料を足すことも必要です。

 

個人の現状

インプラントは誰でも受けられる治療方法ではありません。たとえば歯がない部分の骨に厚みがない方や、高血圧・糖尿病を患っている方は避ける方がよい場合もあります。また、年齢が高くなると出血を伴う外科的手術も控える方がよいでしょう。

入れ歯には、年齢や身体の状況など、特に制約はありません

 

総合的に入れ歯を選ぶ人が多くなる

インプラントにすると見た目が自然できれいなうえ、半永久的に使えます。しかしながら、治療には多くの費用と時間が必要なことも事実です。現在数本の歯がないという方がインプラント治療をするには数十万円×本数分がかかるため、ローンを組まなくてはならない可能性があります。

また、持病がある方は気を付けなければならないことも多く、定期的に歯科でのメンテナンスが必要なことも人によっては年齢的・身体の状態的に難しいケースもあるでしょう。

入れ歯は違和感があるうえに自然の歯ほどしっかりものを噛めませんが、手間と費用がかからず全国どこの歯科でも作ってもらえます。そのため、最初に高額な費用を払ってインプラントにするよりも、まず入れ歯を使ってみようと考える方が多いのかもしれません。

 

インプラントか入れ歯か、迷ったら歯科医と相談!

歯は毎日使うものだからこそ、良いものを選ぶことがおすすめです。審美レベル、耐久性レベル、そして他の歯への影響が少ないことからも、インプラント治療は優秀でおすすめできます。

とはいえ、人によって何が良いかは大きく異なりますよね。さらに入れ歯にも種類があり、審美性を追及した保険外入れ歯もあります。入れ歯のすべてに満足される方もいらっしゃるのです。

まずはご自身が何を優先するかを担当医としっかり話し合い、どの治療方法にするかを決めてくださいね


関連記事

監修・執筆

ハピネス歯科クリニックの院長、大久保 圭

ハピネス歯科クリニック 院長 大久保 圭

秋田市の歯医者。出身地:北海道。出身大学:岩手医科大学歯学部。 ハピネス歯科クリニックでは、歯の悩みが何もない健康を保っていただくために、予防歯科を特に大切に考えています。 本ブログを通して、あなたの健康づくりに役立つ質の高い情報発信を心がけています。

マップ&診療時間

〒010-0062 秋田県秋田市牛島東7-10-1

018-874-9094 初診WEB予約はこちら
診療時間
9:00~12:30 ×
14:30~19:00 × × ×

△・・・9:00~13:00
休診日:第2水曜日・月末最終水曜日・日・祝祭日・GW・年末年始・お盆

各種クレジットカードでのお支払いに対応しております。
(但し、クレジットカードは「自費診療」の場合のみとなっております)

ページトップへ