入れ歯が気になって仕方ない! 違和感のない入れ歯を作ることはできる?
この度の新型コロナウィルスに罹患された方々、並びに感染拡大による影響を受けている方々に、心よりお見舞い申し上げます。当院では患者さまとスタッフの安全確保を実施しています。
<当院の感染拡大防止について>
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- 次亜塩素酸水を使用し、空間除菌を行っております
- 感染リスクの高い来院者さまへの受診の自粛のご依頼、又はご予約日の変更のお願いをしております
ご理解とご協力賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。
歯でものをしっかりと噛むことは、全身の健康に大きな影響があります。そのため自分の歯を失えば、入れ歯を装着しますよね。実はこの入れ歯に違和感があると多くの方が悩んでいます。
- ・入れ歯の違和感はどうにもならない?
- ・そもそもどうして違和感が出てくるの?
- ・入れ歯で違和感をなくすためにどんなクリニックを選ぶべき?
入れ歯に違和感はつきもの? 違和感や痛みは諦めずに解消していこう
入れ歯は人工の歯ですから、極論的には違和感があって当然です。しかし違和感や痛みはできるだけない方がいいですよね。普段から常に違和感や痛みがあれば、気になるからと入れ歯を外してしまう方がいるでしょう。そうすると食事中にしっかり噛むことができず、入れ歯のメリットをまったく受けられなくなります。
口の中は一人ずつ形が違ううえに、入れ歯も部分入れ歯か総入れ歯かによって受ける負担や違和感は違います。しかし、どちらであっても工夫次第で違和感や痛みを軽減することは可能。毎日安心して入れ歯を使用できるように、入れ歯の素材の変更や摩耗した入れ歯の修復などを行いましょう。
入れ歯の違和感にはどんなものがある?
一般的に「入れ歯に違和感がある」というのは、どんな状態でしょうか? まずは多くの方を悩ませる違和感の内容を紹介しましょう。
- ・入れ歯が大きく感じる
- ・温度や味覚の感覚が薄い
- ・ザラザラ感があって気持ち悪い
- ・口の中で入れ歯が動く
- ・口を開けると入れ歯が外れる
入れ歯の厚みや大きさから、口の中に異物感があるという違和感を持つ方が多いです。大抵は時間とともに慣れますが、中には落ち着けずに口を気にしてしまい、人によっては吐き気を催したり痛みが出たりすることもあります。
特に部分入れ歯の場合は口の中で動いてしまい、不快感・不便さ・痛みを感じることがあります。これは健康な歯にクラスプと呼ばれる金属のバネを仕掛けて歯の安定を図っているため。バネが揺れたり締め付けが強いと、違和感や痛みを感じるのですね。特に自分の歯を連続して失っている場合には、入れ歯が安定しにくいので口の中で動いてしまいます。
入れ歯の違和感・痛みの原因とは?
では、部分入れ歯の安定が悪くて動いてしまうこと以外に、入れ歯の違和感や痛みの原因は何があるでしょうか。入れ歯をいれた当初から違和感がある場合、最初は大丈夫だったけれど徐々に違和感が出てきた場合の2パターンについて説明していきます。
最初から違和感がある場合
入れ歯治療を行った最初から大きな違和感がある場合、考えられる原因は以下の3つです。
- ・打合せや技工士の技量不足
- ・抜けている歯による影響
- ・元々顎骨が痩せている
打合せや技工士の技量不足
入れ歯は歯科技工士によって作られます。口の中に入れた瞬間から強い違和感があったり痛みがある場合、クリニックと患者様の打合せ不足や、技工士の技量不足である可能性が高いでしょう。大きさがあっていなかったり逆に小さかったりするときには、作り直すためさらに時間がかかってしまいます。
あまり患者本人の話を聞かずに治療を進めるクリニックや、入れ歯治療の経験が浅いクリニックではこのようなケースもあるでしょう。また、技工士の技術が高度でない場合にも入れ歯のフィット率は下がってしまいます。
抜けている歯による影響
入れ歯は元々その人が持っていた歯の状態を想定して作られますが、歯を失ってから時間が経っていると周囲の歯や筋肉がバランスを失い、かみ合わせなどがずれてしまいます。その結果、元の歯を想定して作った入れ歯が合わずに違和感や痛みが出てきます。
元々顎骨(がっこつ)が痩せている
歯がない、もしくは少ない状態が長期間続いていると、歯を支えている顎の筋肉や骨が痩せてしまいます。入れ歯は顎の骨に密着させてはめ込みますので、顎骨が痩せすぎていると入れ歯とこすれ、痛みや違和感を発生させます。この場合は技工士の技量どれだけが高度でも関係ないため、フォローが難しいケースです。
徐々に違和感が出てきた場合
入れ歯を装着した当初は良かったのに、時間とともにどんどん違和感が出てくる方もいます。その場合考えられるのは、以下4つの原因です。
- ・顎骨の変化
- ・入れ歯の摩耗
- ・細菌の侵入
- ・間違った手入れ方法
顎骨の変化
骨も新陳代謝で新しくなりますが、年齢を経るにつれてこの新陳代謝が悪くなってきます。そうすると新しい骨に入れ替わる頻度が遅くなり、古い骨のままで顎全体を支えなくてはなりません。ゆがみが出る場合がありますし、痩せてくる場合もあります。また自分の歯ではないため、顎の筋肉や骨への刺激が間接的。そのため、顎骨が弱ってくるので入れ歯が密着しにくくなります。
入れ歯の摩耗
入れ歯も消耗品です。特に金属を使っていない入れ歯の場合、耐久性は低く3年程度で作り直しが必要になります。入れ歯がすり減ってくればかみ合わせが狂い、噛むときに不自然に力が入ってバランスが崩れるなどの影響があります。
細菌の侵入
入れ歯にも食べかすや歯垢などがつくため、細菌が付着します。入れ歯がザラザラで気持ち悪いというのは細菌が原因であることがほとんど。菌類によっては入れ歯の湯か部分の素材に入り込み、変質させてしまうこともあります。そうなると入れ歯が密着する部分や接しているところの粘膜が炎症を起こし、隙間を作り出します。
間違った手入れ方法
入れ歯の毎日のお手入れ方法は、その素材によって違います。しかし歯科の説明通りではなく熱いお湯で消毒をしてしまうなど、お手入れ方法が間違っているために入れ歯の形を変えてしまうケースもあります。
入れ歯で違和感や痛みをなくすためには
入れ歯で違和感や痛みをなくすため、軽減するためにできることは次の3つです。
- ・素材を変える
- ・入れ歯と交換・修理してもらう
- ・クリニックで調整してもらう
素材を変える
通常、入れ歯のベース部分はプラスチックの素材「レジン」で作られます。レジンのメリットは軽く修理がしやすいことですが、強度を強くするために厚みがでます。また、熱や感覚を遮断する性質があるため、食事のときに料理の温度や食感が感じにくくなることも。それらを解消するには、ベース部分の素材を変えることがおすすめです。
レジンのデメリットを軽減する素材は、金属。入れ歯のベース部分を金属にすると、入れ歯が薄くなるので厚みによる違和感が解消できます。さらに金属は熱伝導性が良いので、食事の熱さ冷たさもちゃんと実感できます。ただし金属にも複数の種類があるうえ基本的には保険適用外なので、まずはクリニックとしっかり相談しましょう。
入れ歯を交換・修理してもらう
長い間使っている入れ歯が摩耗している場合や間違った手入れ方法で入れ歯が変形してしまった場合、交換や修理で違和感や痛みがなくなることもあります。歯科で現在の口の中の状態に合わせて作り直したり、摩耗していた部分を修復したりしてもらいましょう。
クリニックで調整してもらう
最初は大丈夫と思っても、使っているうちに違和感がでてくることはよくあります。部分入れ歯のクラスプが痛い場合や、入れ歯が口に対して大きすぎる気がするといった場合には、面倒でもクリニックで調整してもらいましょう。入れ歯のベース部分を削ったり先端の形を整えたりすれば、口の中で息苦しさを感じることも減るはずです。
入れ歯で悩む前にクリニックをしっかりと選ぶ
入れ歯は保険を使っても高価なものです。せっかく作った入れ歯で違和感が生じ、悩んだり使わなくなったりすることは避けたいですよね。そのため次の2つの基準に沿って、最初にしっかりとクリニックを選ぶようにしてください。
- ・相談しやすい
- ・技工士が常駐
相談のしやすさは、どんな種類の病院でも大切です。治療前にカウンセリングがあるかどうか、治療内容の説明が歯科のホームページなどに載っているかどうかを、まず確認しましょう。
また、おすすめなのは技工士が常駐しているクリニックです。外部に製作依頼をするクリニックは多いですが、その場合は実際に口にはめてみるまでに2週間程度かかります。さらにずれや違和感があった場合、調整をしてもらうのにも時間がかかりますよね。
歯科に技工士が常駐しているところであれば、その場で直接本人が技工士と話ができます。違和感も伝わりやすく、調節もしやすくなるでしょう。
入れ歯治療は当院へお任せください
当院は入れ歯治療に自信を持っています。技工士が常駐しているため、最短で即日とスピーディーな対応が可能。入れ歯の修理や調整に何度も通っていただく必要はありません。また技工士の技量も高く、繊細かつ的確な作業を行います。
当院は基本的に保険診療内の入れ歯を提供しています。患者様のお口に合う入れ歯を作ってこそ、理想の入れ歯です。入れ歯の不具合や違和感、痛みなどでお困りの方は、ぜひ一度カウンセリングに起こしください。