歯のコンプレックスにはどんなものがある？ 調査結果を紹介

ではまず、歯のコンプレックスにはどのようなものがあるのか、株式会社Oh my teethが行った歯に関する意識調査を紹介します。

1208名に聞いた、歯に関するどのようなコンプレックスがあるかの表が以下の図です。

出典：PRTIMES　6割以上が相手の歯並びや黄ばみが気になったことが「ある」／マスク着用の生活は64.1%が「メリットのほうが大きい」

これによると、歯で気になる点は、1位が歯の色、2位が歯並び、3位が歯の汚れとなっています。やはり見た目に関するものがコンプレックスになるのですね。

 

歯のコンプレックスを改善することで得られるメリット

歯の汚れや並び、色などを気にしているのであれば、笑うときに口元を抑えてしまったり、人前で笑顔になれなかったりするかもしれませんね。そうであれば、できるだけ早く改善に動き出す方が、明るく自然な表情になって自信もつくでしょう。

笑顔になることが怖くなくなり人目を気にしなくなるため、心に余裕ができてメイクや髪型、ファッションまでも気が届き始めるはずです。すると人から褒められることが増え、性格が明るくなるといったメリットも得られるでしょう。

コンプレックスは早めになくすこと、それが自己肯定感を上げるコツと言えます。

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セルフケアである程度解消できる歯のコンプレックスとその方法

自力で対処すればある程度はどうにかなる歯のコンプレックスは2つあります。「歯の黄ばみ」と「歯の汚れ」ですね。これらは人が話すときに見える前歯において、印象を大きく左右するもの。できれば奇麗な白い歯であることが好ましいでしょう。

では、それぞれのセルフケア方法を紹介します。

 

歯の黄ばみとケア方法

ちらっと見えた前歯が黄色くくすんでいたら、あまり良い印象は抱きませんよね。それは多くの人が、自然の歯は元々白く滑らかであることを知っているからでしょう。

毎日のケアとしては、まずは歯磨き粉を選ぶことからスタートです。市販の歯磨き粉には歯の汚れを取る以外にも「歯周病予防」や「ホワイトニング」、「口臭予防」などさまざまな効果があります。その中で黄ばみ対策に有効なのはホワイトニング効果がある歯磨き粉です。

ポイントは研磨剤が多く含まれていない歯磨き粉を選ぶこと。研磨剤は歯の表面を物理的に削るものであるため、頻繁に使用すると歯の表面が削れて知覚過敏を引き起こします。使用頻度を抑えるか、ゴシゴシとこすらないようにしましょう。

また、今日だけ歯を奇麗に見せたい！ という方は、歯のマニキュアを利用してみてはいかがでしょうか。見える部分の歯だけを白くコーティングできます。

 

歯の汚れとケア方法

歯垢や歯石、黒ずみ、食べかすなどの歯の汚れが見えると、清潔感に欠けます。一番の方法は毎食後に丁寧な歯磨きをすること。歯磨きは口内ケアの基本中の基本です。

また、歯磨きだけで取れる汚れは全体の約6割であるため、歯間ブラシやデンタルフロスを使って歯間や歯と歯茎の間もきちんと掃除するようにしましょう。

今、この汚れを何とかしたいという方には、歯の消しゴムという商品があります。研磨剤配合のペーストを歯につけて消しゴムのようなもので磨く方法です。ここぞというときに歯を奇麗にできますよ。

 

歯科でしっかり解消できる歯のコンプレックスとその方法

プロの力を借りて以下3つに代表される歯のコンプレックスを、しっかり解消できる方法をみていきましょう。

・歯並び
・虫歯や歯周病による詰め物や被せものの色や形
・歯の色や汚れ

 

歯並び

見た目に大きく響くのが、歯並びです。これは自力で何とかできるものではないため、プロの手を借りる必要があります。

また、歯を失った箇所はインプラントや差し歯などで機能と見た目を回復させることがおすすめです。

 

治療方法

自分の歯の状態によってさまざまな方法で歯並びを整えていきます。主な方法は、抜歯・器具を使っての矯正・歯を削って冠を被せるなどです。

矯正にも種類がたくさんあるため、口内の状態から最適な計画を立てる必要があります。ワイヤーによる矯正やマウスピースによる矯正など、それぞれにかかる時間やコストが違いますが、5年後には美しい口元にできるでしょう。

また、矯正ほど時間をかけずに歯並びを整えるなら、歯を削ってセラミック素材の冠をはめ、見た目を美しくする方法もあります。矯正器具が不要で短期間で奇麗になりますが、歯を動かすのではなく削るため、歯が弱くなってしまうという欠点があります。

矯正治療やセラミック治療は自由診療なので、健康保険は使えません。クリニックによって費用は異なりますが、大人の矯正で100万円ほど、子供で40万円ほどかかるとみておきましょう。セラミック素材は1本につき数万円かかることもありますが、見た目がとても美しく自然です。

そして歯を失った場合に検討したいインプラントは、自由診療で30万円から45万円程度かかります。ただし、歯がなくてバランスを失い歪んでいた顔も、噛む機能が回復することで改善が期待できますよ。

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虫歯や歯周病による詰め物や被せものの色や形

見た目にも美しくないうえ、痛みや口臭、さらに大きな病気を引き起こす原因にもなるのが虫歯や歯周病です。自然治癒はしませんので、できるだけ早く歯科を受診してください。

また、過去の虫歯治療で使った銀歯をどうにかしたいときにも、歯科ではさまざまな方法があります。

 

治療方法

虫歯の治療はその進行度や通院回数に応じて費用が変動しますが、すべて保険診療だとすると3,000円から3万円程度かかります。初診で治療も済めば3,000円ですが、根管治療まで行うとコストも時間もかかることを覚悟しなければなりません。

既にある銀歯はセラミックインレーにすることで奇麗にできるうえ、再度虫歯にかかるリスクを減少できます。自由診療で1本3万円から5万円程度です。もしも銀歯が小さい場合には、コンポジットレジンという歯科用プラスチックに交換してもらいましょう。保険診療で約2,000円です。

そして歯周病にかかると、口臭や歯茎の腫れ、歯茎の下がりなどが出てきます。

下がった歯茎は歯が伸びたように見えるうえに自然には戻りません。治療法は、歯茎の移植です。保険診療では1つの歯に対して約1万円、自由診療の場合には5万円から10万円程度かかります。

 

歯の色や汚れ

前述したセルフケアでの歯磨き粉は汚れを落とすことによって歯を白くしますが、クリニックでは徹底した掃除と薬剤によって歯の汚れを落とし、漂白します。

 

治療方法

一般的な着色汚れであれば歯科のクリーニングでも奇麗になります。クリーニングは保険診療で約3,000円です。

ただし、漂白して歯の白さのレベルを上げたい場合には「ホワイトニング」がおすすめ。歯科で行うオフィスホワイトニングや自宅で行うホームホワイトニングがあります。

歯科でのオフィスホワイトニングは上下20本の歯で4万円から6万円程度。ホームホワイトニングでは1万円から5万円程度が相場です。

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また、幼少期に飲んだ薬の影響などで歯が黄色くなっている場合には、ラミネートべニアという方法もあります。

ラミネートベニアは歯の表面を削ってセラミックシートを貼る方法。セラミックであるため、一生歯の色は変わりません。自由診療で1本9万円からが相場です。

 

歯のコンプレックスをできるだけ治して素敵に笑おう

コンプレックスは人から自信を奪い、暗い気持ちにさせますよね。歯のコンプレックスにはそれなりにお金がかかりますが、基本的にはどんな悩みでも治せます。

歯は健康の土台となるもの。栄養を取り入れるだけでなく噛むことによって血流促進するなど、その影響はとても大きなものです。

口元の見た目を奇麗にすれば、美しさだけでなく健康をも手に入れられるといっても過言ではありません。ぜひ一歩を踏み出して、素敵な笑顔で人生を過ごしていきましょう。