子供が寝てる時の歯ぎしりは大丈夫? 様子見できるケースと受診の目安

こんにちは、秋田のハピネス歯科クリニックの大久保です。今回は、多くの方が悩む子供の歯ぎしりについて解説していきます。
子供が寝ているとき、何の音かと思ったら歯ぎしりだった! え、これって大丈夫なの?! と心配になることがありますよね。子供は日中ケロッとしているし出血があるわけではないけれど、やっぱり心配……。
そこでこの記事では、子供の歯ぎしりは治療の必要があるのか、治療するならどんな内容か、家庭でできる対策はあるかなど、順番に解説していきます。
子供が寝てる時にする歯ぎしりは心配なし! ただし年齢や状態によっては歯科治療が必要
結論から言うと、寝ている時にする子供の歯ぎしりは、多くの場合心配いりません。子供の歯ぎしりは大人が行うのと違い、成長に伴って起こる自然現象だからですね。
特に3〜5歳頃の乳幼児では、歯ぎしりがみられる割合は約半数とされており、決して珍しいことではありません。その多くは成長に伴う一時的なもので、時間とともにいずれは収まります。
また、子供の歯ぎしりは乳幼児期だけにみられるものではなく、乳歯と永久歯が混在する6〜10歳頃の「混合歯列期」にも歯ぎしりがみられることがあります。
この時期はあごが成長し、永久歯がきれいに並ぶためのスペースを確保しようとする大切な時期です。その過程で噛み合わせを調整するために歯ぎしりが起こることもあり、必ずしも異常とは限りません。
ただし、注意が必要なのは、永久歯がほぼ生えそろった後も強い歯ぎしりが続く場合や、歯が大きくすり減る、欠ける、あごの痛みを伴うといった場合です。年齢や状態によっては歯科での治療が必要なケースもありますので、親はしっかりと子供の歯ぎしりの状況を確認していきましょう。
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治療は不要! 子供が寝てる時の歯ぎしりの原因【幼児編】

では、治療は特に必要がない、成長過程における一時的な歯ぎしりについて見ていきましょう。幼児編としていますが、年齢でいえば8カ月程度の赤ちゃんから2歳半くらいまでです。
原因は次の3つが考えられます。
- ・歯の生え始めでかゆみがある
- ・歯並びやあごの位置を調整している
- ・あごの筋肉を鍛えようとしている
いずれも成長に伴っておこる自然な現象なので、音がすごくてもあまり心配することはありません。
ただしもし口の中が出血しているようであれば、歯ぎしりで欠けた歯が原因で怪我をしている可能性があります。そのときには歯科を受診しましょう。
では、順番に歯ぎしりの原因と、それらがいつ頃までに収まるものなのかを説明していきます。
歯が生え始めてかゆみがある
歯ぎしりが始まるのは生後8カ月ころ、最初の乳歯が生えだすころです。歯の生え始めは口の中に違和感があり、むず痒さを感じるもの。赤ちゃんは無意識に歯ぎしりをし、この痒さを押さえようとします。
こうした歯の生え始めに伴う歯ぎしりは、乳歯が生え進むにつれて徐々に落ち着いていくことが一般的です。個人差はありますが、乳歯が生えそろう3歳頃までには気にならなくなるケースが多いでしょう。
歯並びやあごの位置を調整している
また、これから生える歯の位置を調整したり、あごの位置を整えたりするためというのも歯ぎしりの原因です。これは本能的にやっており、歯ぎしりを通して歯やあごを正常な位置に移動させようとしているのですね。
こちらも、上下の乳歯がしっかりと噛み合い、お口全体のベースが完成する3歳頃には落ち着くケースがほとんどです。歯の噛み合わせがピタッと安定するにつれて、あごの位置を微調整するための歯ぎしりは役割を終えるため、次第に回数も減っていきます。
あごの筋肉を鍛えようとしている
歯ぎしりには「ぐっと強く噛みしめる」や「ぎりぎりと上下の歯をこすり合わせる」、そして「カチカチと上下の歯を打合せる」の3つがあります。
子供が寝ている時にこれらを行えば、歯を支えるあごの筋肉が刺激されて発達、鍛えられます。つまりあごの力を強くするために行っているので、音が心配だからと起こしてまでやめさせる必要はありません。
このあごの筋肉や骨を鍛えるための歯ぎしりも、乳歯列が完成する3歳頃が一つの区切りとなります。
多くの場合、3歳頃になると離乳も完了し、毎日の食事でしっかりと噛んで食べることで、あごの筋肉が十分に発達してくるからです。あごの力が鍛えられるようになり、自然と夜間の歯ぎしりも収まっていきますよ。
治療が必要! 子供が寝ている時の歯ぎしりの原因【小学生高学年〜中学生編】

続いて、こちらは治療が必要と判断される子供の歯ぎしりです。
乳歯が生えかけてからすべてそろうまでは、先に述べたように自然現象で行う歯ぎしりと考えられます。しかし子供が小学生高学年や中学生になっても同じように続けていれば、これは問題です。
以下4つの原因が考えられるため、様子を見て歯科を受診してください。
- ・虫歯からくる歯の違和感
- ・あごの骨が未発達
- ・ストレスの発散
- ・睡眠の質の低下
虫歯からくる歯の違和感
虫歯になって歯の表面に穴があきだすと、まだ痛みがなくとも違和感があったり食べ物がひっかかったりします。それらが気になり、つい強く歯をこすり合わせたり食いしばったりしてしまうケースです。
虫歯は自然治癒しませんので、歯科にいって治療してもらう必要があります。ちょっとした違和感の正体が虫歯だったということはよくあるため、治療をすれば歯ぎしりが改善されるはずです。
あごの骨が未発達
幼少時の姿勢や何らかの負荷がかかっていることによりあごの骨が未発達だった場合、歯ぎしりにつながります。あごが未発達であれば影響は大きく、歯が生える隙間がなかったり顎関節症になったり疲れやすくなったりします。
子供なのに肩凝りがひどいというケースも、直接の原因はあごである可能性が高いでしょう。
また、最近の子供たちに非常に多く見られる「口呼吸(お口ぽかん)」や「低位舌(ていいぜつ:舌の定位置が下がっている状態)」も、あごの発育不全を引き起こす大きな原因となっています。
本来、舌は上あごの裏側にピタッとついているのが正しい状態であり、その内側からの圧力によって上あごは丸くきれいに大きく広がります。しかし、口呼吸の癖があり常に口が開いていると、舌の位置が下がってしまいます。
すると、あごの骨が横に広がらずに未発達のままとなり、歯並びの悪化を招くだけでなく、噛み合わせのバランスが崩れて夜間の激しい歯ぎしりを引き起こしてしまうのです。
以下のようなことがあれば、それはあごの成長状態が原因かもしれません。歯科へ連れていき相談してみましょう。
- ・歩く姿勢や座る姿勢が悪い
- ・いつも口がぽかんと開いていて、口呼吸をしている
- ・疲れやすい
- ・口を大きくあけると痛みがある
あごに異常があれば筋肉が緊張し、本人は意識せずに歯ぎしりを起こします。
ストレス発散
大人が歯ぎしりを起こす最も多くの原因はストレスの発散です。人間はストレスを感じると無意識に歯を噛みしめたりすり合わせたりしてストレスを発散させようとします。
しかしストレスが強いと歯ぎしりが習慣になり、いつでも大きな力が歯やあごにかかることに。そうなれば歯もあごも傷めつけられ、歯ぐきから出血したり歯が欠けたりといったことが起こります。
子供でもさまざまなことから強いストレスを受けます。大人はまず子供の様子を観察し、何かに苦しんでいないかを考えてみなければなりません。
睡眠の質の低下
歯ぎしりはストレスだけでなく、睡眠の質の低下によって起こる場合もあります。特に口呼吸の習慣がある子供や、扁桃腺・アデノイドが大きい子供は、睡眠中に空気の通り道が狭くなるため、呼吸がしづらくなることがあるのです。
このような状態では、体が気道を確保しようとして無意識にあごや口まわりの筋肉を動かし、その結果として歯ぎしりが起こります。歯ぎしりそのものが問題なのではなく、睡眠中の呼吸トラブルのサインとして現れているケースもあるのですね。
また、いびきが大きい、寝相が極端に悪い、日中に強い眠気がある、朝起きても疲れが取れていないといった様子が見られる場合は注意が必要です。こうした症状は小児の睡眠時無呼吸症候群と関連していることもあるため、歯ぎしりに加えて気になる症状がある場合は歯科や小児科へ相談しましょう。
子供のこんな歯ぎしりは歯科へ相談を
前述したように、子供の歯ぎしりは成長過程でよく見られるため、多くの場合は過度に心配する必要はありません。しかし、歯ぎしりによって歯やあごに負担がかかっていたり、別の問題が隠れていたりするケースもあります。
以下のような症状が見られる場合は、一度歯科で相談してみましょう。
- ・歯が大きくすり減っている
- ・歯が欠けたりヒビが入ったりしている
- ・あごの痛みや口の開けにくさがある
- ・永久歯が生えそろっても続いている
歯が大きくすり減っている
歯ぎしりが強いと、歯の表面のエナメル質が少しずつすり減ることがあります。乳歯は永久歯に比べてやわらかいため、歯ぎしりの影響を受けやすいのです。
多少のすり減りであれば経過観察となることが多いですが、犬歯(糸切り歯)の先端が平らになっていたり、以前より明らかに短く見えたりする場合は注意しなければなりません。歯の状態によっては虫歯や知覚過敏のリスクが高まることもあります。
歯が欠けたりヒビが入ったりしている
子供の歯ぎしりであっても、そのときにかかる力は体重以上、ときには大人の食いしばりにも匹敵するほどの大きな負担です。その強い力に耐えきれず、歯の先端が小さく欠けてしまったり、うっすらと縦にヒビが入ってしまったりすることがあります。
欠けた部分から虫歯菌が侵入しやすくなるだけでなく、ギザギザした部分で舌や口の中を傷つけて出血してしまうリスクもあるでしょう。
あごの痛みや口の開けにくさがある
朝起きたときに、お子さんが「あごが痛い」「耳の付け根のあたりが重い」と訴えたり、大好物を食べるときに口を大きく開けたがらなかったりする場合は注意が必要です。
夜間の激しい歯ぎしりは、あごの関節やその周りにある筋肉を休ませることなく、一晩中筋トレをさせているような状態を作ります。すると筋肉が過剰に緊張し、子供であっても「顎関節症(がくかんせつしょう)」を発症する原因になります。
慢性的なあごの疲労は、子供の頭痛や肩こり、日中の元気のなさにもつながるため注意深く観察してあげてください。
永久歯が生えそろっても続いている
12歳頃を迎えてすべての永久歯が生えそろった後も、毎晩のようにギリギリと激しい音が続いている場合は、自然に収まる可能性は低くなります。
この段階での歯ぎしりは、噛み合わせの不調、骨格的な問題、または日常の強いストレスなどが習慣化しているサインです。
放っておくと将来の歯並びや顔のゆがみ、全身の健康にまで影響を及ぼすことがあるため、一度プロの目で噛み合わせのバランスをチェックしてもらうことをおすすめします。
子供の歯ぎしりは改善可能!普段の生活での対応方法

まだ子供のうちであれば、十分に改善可能です。歯ぎしりが癖になったままで放置しておくと、全身の緊張がひどくなって別の病気を発症してしまう可能性も出てきます。日ごろからできる対応はしていきましょう。
親が気にしたいのは、以下の5つです。
- ・子供の姿勢に気を付ける
- ・寝ている時の子供の向きを変える
- ・子供の話をよく聞く
- ・よく噛んで食べる習慣をつける
- ・規則正しい生活リズムを心がける
子供の姿勢に気をつける
姿勢が前かがみになっていたり背中が丸まっていたら注意してみましょう。意識的にたびたび姿勢を直すようにさせると、いつしか自分でも気を付けるようになります。
とくに注意したいのは、勉強中やテレビの視聴中などに頬杖をつく子供。顔の筋肉が不均等につく原因となり、噛み合わせなどもゆがんで歯ぎしりにつながります。
寝ている時の子供の向きを変える
寝ているときの子供の向きを確認してください。うつぶせ寝や横向きに寝ていませんか? 子供がそうしていたら、上向きでまっすぐに寝かせましょう。うつぶせ寝や横向き寝はあごの位置がずれる原因になります。
また、寝ている間の姿勢は寝具の影響を受けることもあります。枕が高すぎたり低すぎたりすると首やあごに負担がかかるため、子供の体格に合った寝具を選ぶことも大切です。寝る前に軽いストレッチや深呼吸をして体をリラックスさせると、余計な力が入りにくくなり、自然な姿勢で眠りやすくなりますよ。
ただし、寝返りは成長や睡眠に必要な自然な動きです。無理に姿勢を固定しようとするのではなく、寝つくときの環境を整えることを意識する程度で大丈夫です。
子供の話をよく聞く
思春期に入った子供は誰でも、多かれ少なかれ悩みごとがあるものです。習い事や友達関係、学校のことでストレスをためていないでしょうか? 様子が変だなと思ったら時間をとって、じっくりと子供の話を聞いてみてください。ストレスが原因で歯ぎしりをしている場合、癖になりやすいので注意が必要ですよ。
ただし、無理に聞き出そうとすると反発する子もいます。あくまでも「あなたが心配だ」という気持ちを伝えたいというスタンスが大切です。
また、小学校の低学年くらいの子供は、まだ自分の気持ちを上手に言葉にできません。このころはまだスキンシップが必要なので、ストレスがあるかもと思えば抱きしめる、一緒に寝るなどしてみましょう。安心させることが大切です。
よく噛んで食べる習慣をつける
毎日の食事で「よく噛んで食べる」ことは、子供のあごの正常な発達を促し、歯ぎしりを予防するとても有効な方法です。
最近の食事は柔らかいものが多く、あまり噛まずに飲み込んでしまう子供が増えています。しかし、しっかり咀嚼(そしゃく)をしないとあごの筋肉や骨が十分に育たず、噛み合わせのバランスが乱れて歯ぎしりを誘発しやすくなります。
食事の際は、食材を少し大きめ・厚めにカットして自然と噛む回数が増えるように工夫したり、「30回噛もうね」と声をかけたりして、あごに正しい刺激を与える習慣を身につけさせていきましょう。
規則正しい生活リズムを心がける
不規則な生活や睡眠不足は、自律神経のバランスを崩し、睡眠中の脳を過剰に興奮させて激しい歯ぎしりを引き起こす原因になります。
特に寝る直前までスマートフォンやテレビの画面を見て強い光を浴びたり、遅い時間までゲームに熱中したりしていると、体は寝ていても脳が覚醒したままになり、無意識のうちに歯を強く噛みしめてしまいます。
「毎日決まった時間に起きる」「夜は決まった時間に入眠する」といった規則正しいリズムを整え、寝る1時間前からはお部屋の照明を少し落としてリラックスできる環境を作るようにしましょう。眠りの質が深まり、夜間の歯ぎしり軽減へとつながります。
歯医者で受ける代表的な対策は?

では子供の歯ぎしりで歯科に行った場合、どのような対策内容となるでしょうか。虫歯が原因の場合は一般的な虫歯治療をしますが、他の原因であった場合に代表的な対策は以下の4つです。
- ・定期的にフッ素塗布を受ける
- ・マウスピースを作る(※注意点あり)
- ・歯科矯正を受ける
- ・お口のトレーニングを受ける
定期的にフッ素塗布を受ける
歯ぎしりをしていると歯が削れてしまいます。薄くなった歯は虫歯菌の侵入を受けやすくなるため、歯科で定期的にフッ素塗布を受けると安心です。
強く刺激を受けた歯が虫歯にならないように、注意して経緯を観察しましょう。
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子どもの虫歯予防にフッ素塗布が最適な理由3つ! ルールを守って正しく使おう
マウスピースを作る
歯ぎしりなどの強い力から歯を守るために、寝ている時に口の中にはめるマウスピース(ナイトガード)があります。歯科で本人の歯型をとって作ってもらえば、寝ているときの歯ぎしりから歯を守れますよ。
費用は治療内容や保険適用の有無によって異なりますが、保険診療で作製する場合は数千円程度が目安です。詳しくは受診先の歯科医院へ確認してくださいね。
なお、マウスピースはネット通販などでも市販されていますが、本人のサイズと合わなければ逆に歯ぎしりが悪化してしまいます。必ず行きつけの歯科で相談しましょう。
また、子どものマウスピース治療には重要な注意点があります。
日々成長している子どものあご(特に乳歯が残っている時期)に、大人が使うような硬いプラスチック製のマウスピースを長期間はめ続けてしまうと、あごの骨の正常な拡大や成長に影響を与えてしまうリスクがあるのです。
そのため、子どもの歯ぎしりに対してすぐに硬いマウスピースが作られるケースは多くありません。作製する場合も「一時的な歯の保護目的」に留めることが一般的です。
また、最近では、歯ぎしりそのものを止めるのではなく、あごの成長を促すために「シリコン製の柔らかい既製マウスピース装置(マイオブレースなど)」を日中や就寝時に装着し、口呼吸や舌の位置など、歯ぎしりの背景にある口腔機能の改善を目指すケースもあります。
歯科矯正を受ける
噛み合わせの悪さが原因で歯ぎしりが起こっている場合、歯科矯正をして改善する必要があります。まだ永久歯が生えそろっていない子供であれば、発育を上手に利用してあごの成長のコントロールが可能です。
矯正をすると永久歯が正しい位置で生えるので、歯ぎしりがなくなるうえにしっかり物を噛めるようになります。結果的に全身の健康にもよい影響がありますよ。
お口のトレーニングを受ける
最近の歯科医院では、歯ぎしりや歯並びの悪化を根本から予防するために「MFT(口腔筋機能療法)」と呼ばれるお口のトレーニングを行うケースが増えています。
これは、歯ぎしりの原因にもなる「口呼吸の癖」や「低位舌(舌の位置が低いこと)」を改善するために、口の周りの筋肉や舌の動きを正しく鍛えるプログラムです。
歯科衛生士などの指導のもと、ゲーム感覚でできる簡単なトレーニングを毎日自宅で続けることで、自然と口が閉じ、舌が正しい位置(上あごの裏側)につくようになります。
お口の周りの筋肉のバランスが整うとあごが健やかに発育するため、夜間の余計な食いしばりや歯ぎしりの軽減に高い効果が出るでしょう。
子供の歯ぎしりに関するよくある質問

最後に、子供の歯ぎしりについて親御さんから歯科医院によく寄せられる質問をQ&A形式でまとめました。疑問をすっきり解消して、日々の見守りに役立ててくださいね。
Q①:毎日歯ぎしりしていますが大丈夫ですか?
A:過度な心配は不要ですが、様子はみておきましょう。
毎晩のようにガリガリと大きな音が聞こえると心配になりますが、お子さんが乳幼児期(3〜5歳頃)や、乳歯から永久歯への生え変わり期(6歳〜10歳頃)であれば、毎日していても過度に心配する必要はありません。
ただし、「毎日激しく鳴らしていて、歯が明らかに削れている」「朝起きたときにあごの痛みを訴える」「いびきや口呼吸を伴っている」という場合は、あごや体に負担がかかっているサインです。
毎日の頻度に加えて、お子さんの体におかしな変化が出ていないかを合わせて観察、気になる症状があれば歯科医院へ相談しましょう。
Q②:歯ぎしりは自然に治りますか?
A:多くの場合、年齢とともに自然に収まります。
成長に伴う自然な歯ぎしりであれば、すべての乳歯が生えそろう3歳頃、そして永久歯への生え変わりが落ち着く10歳頃を一つの目安として、収まります。
しかし、すべての永久歯が生えそろった後も続いている歯ぎしりは、呼吸や噛み合わせの問題、ストレスなどが関係しているケースが考えられるため、自然に改善しないこともあります。放置すると歯やあごを傷めてしまうので、歯科医院での適切なアプローチが必要です。
Q③:歯ぎしりは親から子へ遺伝しますか?
A:歯ぎしりそのものが遺伝するとは断定されていません。
しかし、あごの形や歯並びの特徴、睡眠時の呼吸の状態など、歯ぎしりに関係する「感受性や体質」の要素が家族間で似ることはあります。
また、生活習慣や食習慣など家庭環境の影響を受けることもあるため、家族に歯ぎしりをする人がいる場合は、子供にも同じような傾向が見られることがありますね。
Q④歯ぎしりで歯並びは悪くなりますか?
A:歯ぎしりだけが直接の原因となって歯並びが悪くなるとは限りません。
しかし、歯ぎしりの背景に口呼吸や低位舌、噛み合わせの問題などがある場合は、結果として歯並びに影響を与えることがあります。
また、強い歯ぎしりが長期間続くことで歯に負担がかかり、歯のすり減りや噛み合わせの変化につながるケースもあります。
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Q⑤:何歳まで様子を見ても大丈夫ですか?
A:大きな目安となるのは、すべての永久歯(親知らずを除く28本)が生えそろう「12歳頃(小学校卒業)」までです。
12歳を過ぎて中学生になっても、毎晩のようにギリギリと激しい音が続いているようであれば、一度かかりつけの歯科医院を受診することをおすすめします。
子供の歯ぎしりはよく観察し定期的に歯科へ通おう
歯が生え始めることから、多くの子供は歯ぎしりをします。それは歯が生えだした違和感やあごを鍛えるためですので、音が大きいと気にされるとは思いますが、過度に心配する必要はありません。
ただし歯が欠けたり口から出血をしたりといったことがあれば、すぐに歯科を受診してください。歯ぎしりは一時的なものですが、癖になってしまうことがあります。
成長に応じて収まってくるものではありますが、日ごろから子供さんの様子をよく観察し、定期的に歯科通ってへ相談してみてくださいね。







