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自然な笑顔を実現! 目立たない入れ歯の種類・特徴・選び方を解説


自然な笑顔を実現! 目立たない入れ歯の種類・特徴・選び方を解説

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さまざまな事情で歯を失ってしまった方は、できるだけ早く何らかの「人工歯」を入れて「噛む」機能を復活させる必要があります

歯を入れる手段には複数の選択肢がありますが、その中でよく使われている手段が「入れ歯」です。

ところが多くの方が、保険診療で使われている従来の入れ歯は金属が目立つと悩んでいます。人前で口を開けることに躊躇する方など、金属が目立つことが苦痛になっている方も多いようです。

そこでこの記事では、現在の技術でできる「目立たない入れ歯」について紹介します。目立たない入れ歯とはどのようなものか、その種類や特徴、メリットや選び方などを解説しましょう。

歯がなくなった部分をどうしようか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

普通の入れ歯は目立つから嫌! 目立たない入れ歯もある

かつての入れ歯は、口を開けると金属が一部見えてしまうようなものでした。

しかし、令和の現代では、パッとみただけでは入れ歯が入っているとは気づきにくい仕様の入れ歯もあります。

スポーツでの外傷や虫歯、歯周病など、若い人でも歯を失ってしまうリスクは常にあります。見た瞬間に入れ歯だとわからないようにしてほしいという願いは、当然のことですよね。

ただし、目立たない入れ歯の残念な点は、自由診療になるということ。そのため保険を使って作る入れ歯に比べ、大きな金額負担が発生します。

保険診療ではさまざまな制約があって自由にはできず、さらに目的が「失った機能の復活」であるため、見た目の美しさは考慮されません。健康保険を利用する際に優先される項目は、頑丈であること、噛む機能が復活させられることです。

とは言え、自由診療でも使う材料や部位、本数などによっても費用は異なります。目立たない入れ歯が気になるという方は、まずは担当の歯科医に相談してみてくださいね。

 

目立たない入れ歯の種類と特徴

目立たない入れ歯には、以下3つの種類があります。

  • ・ノンクラスプデンチャー
  • ・インプラントオーバーデンチャー
  • ・磁性アタッチメント義歯

それぞれの特徴やデメリットをみていきましょう。

 

ノンクラスプデンチャー

金属のバネを使用しない部分入れ歯です。保険治療の入れ歯にある金属のバネのような金具のことをクラスプと言うため、それがない入れ歯ということですね。

ピンク色の樹脂を使って床の範囲を広げ、床で歯茎と歯を覆うことによって固定します。見た目が自然なこと、保険の入れ歯に比べ密着性が高く違和感が少ないことが特徴です。金属を使用しないため、締め付けなどによる痛みもありません。

ただし、使用している樹脂の種類にもよりますが、ノンクラスプデンチャーの寿命は平均して2〜3年ほど。自費治療で費用が高いため、数年ごとの作り替えは経済的な負担が高くなるというデメリットがあります。

 

インプラントオーバーデンチャー

数本のインプラントを顎の骨に挿入し、そこに部分入れ歯を固定する方法です。

大きな特徴はその安定性。顎の骨と結合させたインプラントを支えにするため、他の入れ歯方法に比べて外れるリスクを減らせます。なんとりんごを丸かじりできるほどに、しっかりと噛めますよ。

自然な見た目であるうえに、自分で自由に取り外せるため、メンテナンスがしやすいというのも嬉しい特徴です。また、ノンクラスプデンチャーのように3年ほどで壊れてしまうこともありません。

さらに、通常のインプラント治療とは異なり、歯茎を切開しないため、1回の来院で治療が終了します。少量の麻酔で細いチタン製ネジを歯茎の上から埋め込む方法で負担が少なく、治療後すぐの食事も可能です。

デメリットは希望する人全員が治療できるわけではないことです。糖尿病やヘビースモーカーなど、さまざまな理由でインプラント治療ができない方は、オーバーデンチャーも難しいでしょう。

 

磁性アタッチメント義歯

歯根と入れ歯の両方にマグネットを挿入し、磁石の力で固定する方法です。

見えない位置に埋め込んだ磁石を使って固定するため、金属製のクラスプを使う必要がなく、目立ちません。磁石の力は強く入れ歯は外れにくいうえに、しっかりフィットするため異物感をほぼ感じないというメリットもあります。

また、着脱が簡単で、構造がシンプルなために手入れも普通の入れ歯と変わりません。

デメリットはインプラントオーバーデンチャーと同じく、使用できる人が限られることです。磁性アタッチメント義歯は神経を取った歯にしか用いられません。そして、入れ歯側にも磁石を入れるスペースが必要となるため、他の方法に比べて床が薄くなり、入れ歯は損の可能性が高くなります。

 

自費治療の入れ歯が持つ「目立たない」以外の3つのメリット

自費治療で受けられる入れ歯の持つその他のメリットは、以下の3つがあります。

  • ・装着の違和感が少ない
  • ・噛む力を守りやすい
  • ・他の歯への負担を減らせる

 

装着の違和感が少ない

自費治療では素材や構造に自由があるため、装着時に違和感のない、より美しく機能性に優れた入れ歯が制作できます

金属を使わないため痛みもなく、入れ歯に慣れるための時間も少なくて済むでしょう。

 

噛む力を守りやすい

保険適用の入れ歯に比べしっかりフィットしやすいため、よく噛めます。ものを噛んだときに歯茎の痛みが出にくいうえに、外れにくいというのも大きな特徴です。

その結果、入れ歯にした後すぐに「噛む力が極端に減る」ということはありません。人間は噛むことで脳へ酸素が届きやすくしたり、ストレスを発散させたりしています。ちゃんと噛めることは口内の健康を守るだけでなく、全身の健康にとっても大きく影響するのです。

 

他の歯への負担を減らせる

保険治療で入れ歯を作った場合、金具を他の歯にひっかけることで固定します。その結果、健康な他の歯に負荷がかかり、金属で傷めてしまうリスクが出てしまいます。

しかし自費治療の入れ歯では他の歯を使わないため、他の健康な歯に負担をかける必要がありません。

 

目立たない入れ歯の選び方

目立たない入れ歯の選び方としては、予算や失った歯の本数、場所を考慮して選択することが大切です。

目立ちにくさのみを優先する場合はノンクラスプデンチャーを選択される患者さまが多くなります。自然な見た目であること、費用が抑えられやすいことが理由です。

目立ちにくさに加え、違和感の少なさを重視したい方はインプラントオーバーデンチャーがよいかもしれません。歯が多く抜けている場合でもしっかり固定できるため、違和感なく使用可能です。

以上のように、個人の希望や予算によって選択肢が変わります。まずは歯科医師としっかり相談するようにしてください。

 

目立たない入れ歯も選択肢に! 担当の歯科医に相談しよう

自費治療(自由診療)はお金がかかりますが、その分自分の希望に沿った入れ歯を作成できます。

さまざまな方法があり、それぞれに特徴が異なるため、どの方法が今のお口の状態に合うかを探る必要があります。

歯科医に希望や条件を伝え、予算を考慮しながら入れ歯の方法を選んでください。その際は、後々こんなはずじゃなかったとならないように、とことん話し合い納得して治療に進むようにしましょう。


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監修・執筆

ハピネス歯科クリニックの院長、大久保 圭

ハピネス歯科クリニック 院長 大久保 圭

秋田市の歯医者。出身地:北海道。出身大学:岩手医科大学歯学部。 ハピネス歯科クリニックでは、歯の悩みが何もない健康を保っていただくために、予防歯科を特に大切に考えています。 本ブログを通して、あなたの健康づくりに役立つ質の高い情報発信を心がけています。

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