マスク着用時の息の臭いを防ぐ! 簡単口臭対策とは?
<当院の感染拡大防止について>
手洗い・アルコール消毒・うがいの徹底
ドアの開放、空調を強めに設定する 等、定期的に室内換気を行っております
次亜塩素酸水を使用し、空間除菌を行っております
感染リスクの高い来院者さまへの受診の自粛のご依頼、又はご予約日の変更のお願いをしております
スタッフ一丸となって、新型コロナウイルスの感染拡大防止に善処致します。
ご理解とご協力賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。
マスクをつけるようになったら、なんだか自分の息が臭い!? そう感じる方が増えているようです。では、なぜマスクをすると口臭を感じるようになるのでしょうか。マスクに問題があるのか、自分に問題があるのか、気になる方は多いでしょう。
この記事では、マスクをつけると息が臭くなる原因と、マスクをつけているときに感じる口臭を軽減する方法、そもそも根本的に口臭をなくす方法などを解説します。爽やかに毎日を過ごすため、ぜひ口臭の原因を知り、対処するようにしましょう。
マスクをつけると息が臭い? 考えられる原因3つ
マスクをつけたときに口臭がする場合、考えられる原因は次の3つがあります。
・元々の口臭
・マスク自体のにおい
・腸内環境の悪化
元々の口臭
自分は気が付かなかっただけで、元々口臭があった場合です。
マスクをしていなければ大気中に口臭が発散されるため、自分ではそのにおいに気付かない人は少なくありません。今までは気にならなかった口臭が、マスクで蓋をされたことによって気が付くようになったということです。
口臭の原因は、喫煙、飲食物による影響、歯周病、虫歯、ドライマウス、舌苔などいろいろあり、いくつかの原因が重なっている方もいます。
マスクをした際につらいと感じるほどの口臭があれば、早めに歯科を受診しましょう。中々自覚症状が現れない歯周病が進行している恐れもあります。
マスク自体のにおい
マスク内は湿度が保たれるため、マスクの内側は高温多湿です。そのため細菌が繁殖しやすい状態になり、口内の細菌が含まれた唾や皮脂がマスクの内側に付着し、時間の経過とともににおいの原因となります。
臭い理由が口臭ではなくマスク自体にある場合は、マスク用のスプレーなどで対処できますよ。
腸内環境の悪化
人は腸内環境が悪くなって悪玉菌が増えると、食べたものが腸内で腐敗して悪臭の成分を生み出します。悪臭の成分が血液中に取り込まれて全身を回り、肺にたどり着くと口から体外へ出ることになるため、口臭が発生します。
マスク時の口臭を軽減する方法
マスクをしているときに感じる口臭を軽減するには、以下のような方法があります。
- ・できるだけ鼻呼吸をする
- ・こまめに水分補給をする
- ・ガムを噛んで唾液の分泌を促す
- ・十分な口内清掃を行う
- ・マウスウォッシュを使う
- ・歯科検診に通う
- ・飲食物に気を付ける
できるだけ鼻呼吸をする
マスクをつけると呼吸時の抵抗は考えている以上に大きく、酸素を求めて口呼吸をする頻度が増えます。しかし口呼吸になると口内が乾いてしまい、口内にいる数億とも言われる細菌の活動が活発化。口臭が発生するだけでなく、虫歯や歯周病などのトラブルも起こりやすくなってしまいます。
そのため、マスクをしていても鼻呼吸を意識的にして、口は閉じておきましょう。意識的に行うことでドライマウスを防止しやすくなります。
こまめに水分補給をする
マスク内は多湿になるため、あまり喉の渇きを気にしなくなります。しかし口内細菌を洗い流すためにも、こまめな水分補給は必要です。
ただしこの際、コーヒーや紅茶、緑茶などのカフェインが入っているものは水分補給にカウントしません。これらには利尿作用があるため、むしろ脱水症状へと導きます。そのためマスクをしているときはミネラルウォーターを持参し、口内に水を含む頻度を増やしてくださいね。
ガムを噛んで唾液の分泌を促す
唾液は口内細菌を洗い流してくれるうえに、口内の湿度を保つ大切なものです。人によって唾液の分泌量は異なりますが、唾液を多く出すためには「噛む」ことが大切。そこでおすすめなのが、ガムを噛むことです。
ガムは砂糖の入っていないキシリトールガムを利用しましょう。しっかり噛むことで脳へ酸素も送れるため、眠気覚ましやストレス解消にも効果的ですよ。
十分な口内清掃を行う
虫歯や歯周病といったトラブルや口臭は、基本的には食べかすを口内細菌が餌にしてくっつき、活動を活発化させることで発生します。つまり、十分な口内清掃を行うことで、多くのトラブルが防止できるわけです。
基本は歯ブラシによる歯磨きですが、実は歯磨きでは全体の汚れの6割程度しか落ちていません。そこにデンタルフロスや歯間ブラシをプラスで使うことで、ようやく8割程度の汚れが落とせるのです。
毎食後、歯ブラシで歯磨きを正しく行い、特に就寝前はフロスや歯間ブラシをつかって口内清掃を徹底しましょう。
また、口臭の原因のひとつである舌苔(ぜったい)を落とすことも大切です。舌苔は舌の表面についた細菌の塊で、強いにおいを発生します。舌用のブラシを購入し、優しく拭き取るように舌の表面についた白い塊を除去しましょう。
マウスウォッシュを使う
マウスウォッシュを持参して、口臭が気になったときに口内ケアをすることもおすすめです。特に外出先で歯磨きができない状態のとき、マウスウォッシュを持参しているだけで口臭を軽減できます。
注意点としてはアルコールを含んだ商品は使わないこと。アルコールを含んだマウスウォッシュは唾液の分泌を抑制し、かえって口臭につながることがあるからです。
アルコールフリーのものを選びましょう。
歯科検診に通う
人は毎日食べ物を摂取しますので、必ず口内は汚れます。また前述した通り、どれだけ丁寧に磨いても、歯ブラシで取れる汚れは全体の6割程度です。日々の汚れが積み重なると虫歯や歯周病といったトラブルに発展するため、定期的にプロによる口内清掃を受ける必要があります。
歯科検診では現在の歯と歯茎の状態、口内粘膜の異常の有無を調べ、機械でしか取れない汚れをすっきりと除去します。トラブルが発生しないように歯科を受診することを「予防歯科」と呼びますが、現在、世界では予防歯科が主流です。
半年に1回程度、1年に2回か3回の定期健診を受け、口内トラブルを予防しながら口臭治療も進めましょう。
飲食物に気を付ける
ワインやコーヒー、チョコレート、ネギ、にんにくなどといったにおいのきつい食べ物は、口臭の原因になります。これらのにおいはあくまで一時的なものですが、食べるとにおいがするため、状況に合わせて食べないように気を付けるようにしてください。
また、色の濃いものは歯の着色汚れの原因にもなります。
マスク時の口臭を原因からなくす方法
対処法をいくつか知っておくことで、社会生活は安心して送れるでしょう。しかしながら、対処法はあくまで根本的解決にはなりません。
自分でもわかるほどに強い口臭がある場合は、歯科や耳鼻咽喉科でのトラブルが発生している可能性が高くなります。そのためまずは歯科を受診して、虫歯や歯周病がないか確認し、唾液量が少なくないかをはかってもらいましょう。
また、子どもは副鼻腔炎になっていて口臭が発生している場合も多いので、耳鼻咽喉科の受診もおすすめします。
マスク時の口臭を軽減して爽やかな一日を過ごそう!
マスクをしているときに息がくさい! そう思いながら時間を過ごすのはとても苦しいことですよね。稀にマスクそのものがにおっている場合もありますが、多くは元々自分が持っている口臭です。
自分でできる対処法をしながら、時間をみつけて歯科や耳鼻咽喉科を受診してください。他のトラブルを治療すると、同時に口臭も治るというケースはたくさんあります。
しっかり治療し、爽やかな一日を過ごせるように努力していきましょう。